第4話 はじめて買ったCDはあの名作ゲームのサントラ?

 今やCDなど買わない時代。

 もちろん今でも買っている人は確実にいますが、その数が圧倒的に減ったことは間違いありません。

 

 では私がティーンエージャーの頃はというと......

 まさしくCD全盛期と言っていいでしょう。

 今やありえないぐらいのミリオンヒットが連発されていました。

 改めて振り返ると、夢があるというか、狂っているというか、とにかく凄い時代でした......。


 それはさておき、私が人生で初めて購入したCDです。

 これがなんと、流行り物でもなければそもそも歌でもありません。


 ファイナルファンタジーⅥのサントラです!


 FFⅥは、1994年4月2日、スクウェアから発売された超名作RPGの六作目。

 スーパーファミコン時代のタイトルです。


 こちらもちろんゲームとしても大好きで、音楽のみなず全てにおいて個人的には百点満点の作品でした。

 群像劇で展開する重厚な物語と世界観。

 各々にしっかりとした(時には重い)背景を持った魅力的なキャラクターたち。

 さらにファンタジーでありながらもどこかSFチックなアプローチは、個人的にどストライク。

 現在、私はカクヨム等でファンタジー作品を執筆していますが、ひとつのファンタジー作品としてFFⅥから多大な影響を受けたことは間違いありません。

 

 話が逸れてしまいましたね。

 音楽に話を戻します。


 私が買ったFFⅥのサントラは、CD3枚組全61曲の大作アルバムです。


・正式タイトル

ファイナルファンタジーVI オリジナルサウンドバージョン(FINAL FANTASY VI ORIGINAL SOUND VERSION)

※全作曲:植松伸夫


 どの曲も素晴らしいものばかりです。

 特に『仲間を求めて』と『妖星乱舞』は、FFシリーズの数々の名曲の中でも屈指の人気を誇るナンバーです。


『仲間を求めて』は、泣かせ全開の叙情的なメロディーに胸を打たれます。

 またこれ、ゲーム中で最初に流れるタイミングが実にズルイのです。

 世界が崩壊し、かつての仲間や愛する人と離れ離れになり、傷ついたヒロイン。

 彼女が決意を新たに仲間を求めて旅立つ......まさしくそのタイミングで流れるんです!

 感動しないわけないだろコノヤロー!


 続いて『妖星乱舞』ですが、こちらはラスボスとの戦闘シーン、すなわち最終バトルで流れる曲です。

 実は、個人的には大好きというわけではありません。

 間違いなく名曲で素晴らしい楽曲ではあるんですけども。

 こればっかりは好みなので仕方ありません。。。


 私自身は『炭鉱都市ナルシェ』や、魔大陸で流れる曲も好きだったりします。

 各キャラクターのテーマ曲もイイ!

 また、物語前半のオペラのイベントで流れる楽曲は、あのすぎやまこういち氏から言葉をいただいたと、のちに植松伸夫氏が述懐していました。

 ちなみに私はすぎやまこういち先生を大尊敬しております。

 もちろん植松伸夫氏も。


 というわけで、まだまだ語り足りないですが、そろそろ締めたいと思います。

 FFⅥは、私の青春といっても過言ではありません。

 ですので今でも特別な想いがあります。

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