第3話 幼年時代に愛した音楽〜思い出のレコード

 この曲を聴くとあの頃を思い出す......

 そういう音楽、誰しもあると思います。


 私にとって、幼い頃を思い出すノスタルジックな音楽といえば......

 実は、カーペンターズとポールモーリアです。


 両アーティスト共にその当時流行っていた音楽ではありません。

 私の実家にはアナログレコードとレコードプレイヤーがあり、それでよく聴いていたのです。


 なぜ流行りの音楽を聴かなかったのか?


 単純にそういう家庭だったからです。

 父は大の映画好きで、母は大の読書好き。

 流行りの音楽については、お茶の間のテレビから流れてくるものを聴く程度でした。

 ただ、家にレコードとレコードプレイヤーがあったということは、父も母もそれなりに音楽自体は好きだったのではないかな~とは思います。


 さて、カーペンターズとポールモーリアに話を戻しましょう。


 カーペンターズは、


 ピアノ&作曲担当の兄:リチャード・カーペンター

 ボーカル担当の妹:カレン・カーペンター(初期はドラムも担当)


 上記、兄妹によるデュオで、七十年代を中心に活躍したポップスグループです。

 カーペンターズの曲は、誰しも一度は聴いたことがあると思います。

『イエスタデイ・ワンス・モア』や『トップ・オブ・ザ・ワールド』などは、音楽の教科書に載っているぐらいですから。

 

 カーペンターズといえば、楽曲もそうですが、何といってもカレンの歌です。

 包み込むような、あたたかい、でも芯のある誠実な歌声......

 これはもう唯一無二としか言いようのない素晴らしさ!

 ちなみに私の小説には『カレン』という名前のキャラクターが登場しますが、実はカレン・カーペンターに由来していたりします。


 名曲はたくさんあります。

 が、個人的に特に好きなのは『青春の輝き』です。

 今でも聴くだけで胸が熱くなります。


 続いてはポールモーリア。


 ポールモーリアは作曲家であり指揮者であり、ピアニストやチェンバロ奏者でもあります。

 日本では六十年代後半から七十年代がもっともヒットを飛ばした時期かと思われます。


 今ではこの手の音楽がヒットチャートに入ってくることはまずないでしょう。

 どんな音楽かというと、インストゥルメンタルのオーケスレーションによるポップスです。

 なぜそれを幼い時分の私が好きになったのかはわかりません。

 おそらく『ポール・モーリア・グランド・オーケストラ』が奏でる音楽が、まだ幼い私の琴線に触れたのでしょう。


 ポールモーリアの有名な曲は『恋はみずいろ』『エーゲ海の真珠』『涙のトッカータ』『オリーブの首飾り』等々です。

 今ではあまり聴く機会もないかもしれませんが、たまに何かのBGMで流れることはあります。

 吹奏楽部で演奏したりすることもあるのかな?

 情報あればください(笑)。


 今、ふと思いましたが。

 ジブリのサントラとかディズニーのサントラとか、そういうのが好きな方なら、ひょっとしたらポールモーリアも好きになるかもしれません。


 最後に......。

 カーペンターズは、直訳すると「大工さんたち」です。

 はい。

 名前は直訳できませんね。

 失礼しました。

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