第14話:近所とのコミュニケーション。
「それはもう、ま・か・せ・て・・・どこまでも変態の世界に落ちて行こうね、
楽しみだね
って、シナモンのせいで、否応なしに変態の世界へ引きずり込まれた好彦。
すっかりどSになってしまっていた・・・って言うか元々どSだし変態だけどな。
だから自ら率先して変態の世界にのめり込んで行ったと解釈したほうが正しい。
ここではとても書けないような卑猥な醜態をシナモンとさらしていた。
まあ、男と女だし・・・恋人同士だし・・・誰に迷惑かけてるわけでもなし。
そもそもな話、天使が風呂から現れること自体常識を逸脱している。
けど、普通に当たり前に空から降りて来るよりは意外性があっていいとは思うが。
好彦の平凡だった日常もシナモンが来たことで180度一変した。
その変化を好彦は嫌とは思わなかった。
思ってもみなかった彼女ができて、しかもエロい・・・可愛くてお茶目でエロいって理想的じゃんって好彦は思った。
で、すっかり好彦の部屋に居座ってしまったエロ天使。
エプロンなんかしてルンルンでスーパーに買い物に出かけていた。
近所廻りには拡声器みたいなおばちゃんが多数いる。
だから、とうぜん新顔のシナモン「あの子はいったい誰?」ってことになる訳で
興信所みたいなおばさんが、どうも「
まあ、近所廻りに天使だよ〜って吹聴して回ったところで電線の上のカラスが
アホーアホーって鳴くだけだからね。
中には好彦の家にまでやって来て「お宅の家政婦の格好は子供の教育上悪影響を
及ぼすからなんとかしてください」って、言ってくるおばさんもいた。
キザなメガネかけて、いかにも金持ちって感じのPTAの会長みたいなおばさん
だった。
まあ、シナモンは下着みたいなヘソ出しキャミにパンチラどころかパンツモロ見え
なミニスカートを履いて買い物に出かけるから・・・そんなクレームが来てもしかたない。
好彦に文句や不満があったわけじゃない・・・むしろ日頃から露出が多いシナモン
を見るのが楽しかった。
でも近所のおばさんのクレームを無視するわけにもいかず、シナモンにエロい格好は
控えるように言った・・・無駄とは思ったけど。
「あのさ、シナモン・・・近所のうるさい、おばはんが来てさ、シナモンのその格好見て子供の教育上よくないからやめさせてほしいってよ」
「なんで?・・・自由でしょ、どんな格好しようと・・・」
「いや、近所とのコミュニケーションも大事かなって・・・」
「好彦なにビビってんの?・・・近所のおばはんなんて、なにかにつけて文句つけ
たがるのがライフワークになってるんだから・・・」
「そう言うおばはんに限って家庭がうまくいってなかったり、日頃から鬱憤が溜まってて、目に付いたものに不満持ってんの」
「絶対、旦那とセックスなんかやってないんだよ・・・レス・・・永久レス、エンドレスレス」
「おばはんは自分のこと何も分かってなくて悪いことは自分じゃなく誰かのせいだって思ってんのよ・・・世の中が悪い社会が悪いって責任転化してんの」
「シナモン当たってるわ、それ・・・すごいな・・・おばはんでもないのに」
「自己中なやつに正当化しても無駄なんだよな、そもそも価値観違うし・・・」
「私がどんな格好したってクレームつけてくるから・・・無駄無駄」
「おばはんの言うこと聞いてたら私、防護服着なきゃいけないよ」
「そうだな、俺も前から思ってたんだけどさ、そもそもおばはんって生き物は、ある程度の歳になって女じゃなくなると怖いものなしになるんだよな」
「別の生き物になるんだよ」
「女を持ってるうちは、恥じらいや常識もわきまえてるけど女をなくした途端に
ただの非常識で恐怖しか持たない生き物に変わるからな」
「シナモンもおばはん天使になったら、つまんねえおばはんにだけはならないで
くれる?」
「心配しなくても好彦は私がおばはんになった姿見ることないから・・・」
「なんで?」
「私がおばはんになるまでには千年はかかるから、それまで好彦生きてないから」
「あ〜そうなんだ・・・」
「待て待て、それっていいじゃん・・・僕がじじいになってもシナモンはピチピチギャルのままなんて最高!!」
「え〜長生きしたい〜じゃなくて?・・・彼女が若けりゃいいんだ」
「だいたいの男ってそう言うもんだろ?」
とぅ〜び〜こんて乳。
この小説はフィクションですので、おばはんのくだりはあくまで僕の想像でしか
なく誹謗中傷するものではありません、怖くないおばはんもいますから。m(_ _)m
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