第13話:イブのエロサプライズ。

「ミルフィーユ様もう一週間もしたらイブですよ、天界に帰らなくていいん

ですか?」

「こんなところで油売ってちゃ天使ちゃんたち悲しみますよ」


好彦が会社に行ってる間、シナモンが神様の相手をしていた。


「そうね・・・好彦ちゃんも案外、身持ちが固いから・・・」

「諦めて帰っちゃおうかな・・・」

「それにしてもあんたたち・・・案外つながり強いよね」


「好彦は私とエッチした時から私の名器から離れられなくなってるもん」


「あんた、したたかでエロい女ね」


「好彦がスケベで私がエロい女だからうまく行けてるの」


「もういいわ・・・好彦によろしく言っといて、私帰るから」


神様は好彦が自分になびかないこともあってかなり退屈になって来たみたい・・・

だから帰るって言い出した。


「え?帰るの?・・・天界に?」


「帰るわ・・・って言うかあんたら私の眼の前でハグはするしキスはするし

・・・下手するとそのまま、そこでエッチしそうなんだもん・・・

好彦ちゃんなんか、あんたのおっぱい舐めまくってるし、あんたも感じすぎ」

「見てらんないわ・・・あんたら見てたら私もしたくなるからもう帰る」


「それはいいことよね〜・・・天使ちゃんたち待ってるしね」


「あんたたちクリスマスはどうするの?」


「ちゃんと考えてあるから・・・サプライズ」


「そうなの?さぞかしエロいサプライズなんでしょうね」


「うん、とっても・・・変態ちっくな・・・」


「あ〜そろそろあんたの本領発揮ね」


「私ってそもそもそう言う天使だから・・・」

「なんなら神様、帰るの前倒しして、見てく?・・・私たちのイブの夜の

乱れた変態プレイ」


「いいえ、けっこう、だいたい想像つくから・・・変態女」


「じゃ〜ね・・・クリスマス終わったら、また様子見に来るかも」

「もしかたら、あんた好彦ちゃんに嫌われて天界へ帰って来る羽目になるかもね」


「大丈夫・・・好彦の性癖分かってるもん・・・どSだってことも」


「ま、せいぜい楽しみなさい・・・好彦ちゃんに引かれないようにね」


そう言って神様は天界へ帰って行った。

にぎやかな人「神様」がいなくなるとたちまち静かになる部屋。


静かなのが嫌いなシナモン・・・大声で歌なんか歌って、ひとりノリノリに

なっていた。

好彦が学校から帰って来たことも気づかないくらい。


神様が天界へ帰って一週間・・・クリスマス・イヴの夜。

当然のように好彦はイヴの夜のシナモンとの時間を楽しみにしていた。


シナモンと一緒に風呂に入って・・・さあこれからって時に彼女がニヤニヤ

しながらソファに座ってる好彦の前にAm◯zonって印刷されたダンボールをひとつ

抱えてやってきた。


「シナモン・・なに持ってきたの?そのダンボールなに?」


「イヴの夜のサプライズ・・・」


「へ〜サプライズなんか考えてくれてたんだ・・・なんだろ楽しみ」


「じゃ〜まずはこれからね」


なんとシナモンはアダルトグッズを手に持っていた・・・それも種類の違った

モノを二本・・・。


「なにそれ・・・アダルトグッズ?」


「そ、まずはこれでね・・・次・・・・これ」


「おえ、電動マッサージじゃん」


「次はこれ・・・」


「なにそれ?・・・」


「リモコンローター・・・で、次これ・・・」


「なに?なに?・・・え?手錠?・・・拘束具?」


「うん、私の手を拘束するための・・・足枷あしかせもあるからね」


「うそ・・・それがサプライズ?」


「そうだよ・・・それから・・・これ」


「え?・・・ムチとロープ?」


「シ、シナモン・・・なにしようっての?」


「変態プレイ・・・好彦・・・私をいじめて・・・折檻して」


「シナモン・・・そんな趣味持ってたの?」


「隠してもダメだよ、好彦・・・好彦って無類のどSだよね」

「女性いじめたくなるタイプでしょ」

「エッチしてる時、私のお尻叩きたくてしょうがないんだよね?」


「うん、叩きたい衝動にかられる・・・だけど、そんなことよく分かるね」


「好彦のことはなんでも分かっちゃうの」

「だから私がプロデュースしてあげようと思って・・・」

「それに毎回、ありきたりなエッチしてたら飽きちゃうでしょ」

「恋人同士のマンネリは一番いけないんだよ」


「シナモン・・・まじエロい天使だね、あ、変態エロ天使か」


「なんでも究極を体験しなくちゃ・・・生きてる限り楽しまないと損だよ、好彦」


「シナモン、なんだかどんどんエスカレートして行きそう」


「それはもう、ま・か・せ・て・・・どこまでも変態の世界に落ちて行こうね、

楽しみだね好彦」


とぅ〜び〜こんて乳。


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