第6話:思わぬ展開。
「おはよう〜好彦・・・気持ちい目覚めだったでしょ?」
「さ、朝ごはんだよ」
「ルシエル?・・・・え?ルシエル?・・・なにしてんの?」
「朝ごはんの支度だよ・・・朝ごはんちゃんと食べないとお昼まで持たない
でしょ?」
お〜エロいだけじゃないんだ・・・。
「料理なんてできるの?」
「エロいだけで何もできないって女だって思ってるでしょ?」
「そんなことは思ってないけど・・・案外可愛い子は料理が苦手かと思って・・・」
「しかも天使だし・・・」
「好彦、私の対するダメダメ先入観多いよ」
「人を見かけで判断しないの・・・相手に対して失礼だからね」
「ごめん」
「好彦は素直なところが好感触だよ・・・そこ私好きかも」
「あ、ありがとう」
「さ、食べちゃって?」
「え?てっきり洋食かと思ったら、きっちり和食じゃん」
テーブルには白ごはんと味噌汁に漬物、ポテトサラダと卵焼きが皿に乗っていた。
「元気つけなきゃね・・・じゃないとエッチできないから・・・」
「あのさ、どうしてもエッチするつもり?」
「まあ、思ってもない言葉クチにするのね」
「おちんちんが役に立たなくなったご老人じゃないんだから・・・」
「正常な男子なら普通、エッチさせてくれないって迫ってくるもんでしょ?」
「ん〜まだ精神的に疲れてるんだよね」
「じゃ〜会社辞めちゃえばいいじゃない」
「え?・・・それは考えてなかった・・・そうだね・・・もう限界かな」
「好彦から精神的なストレス取れちゃうまで私、エッチ我慢するから」
「今夜も悪いけど、添い寝だけで勘弁してくれる?」
世の中、皮肉なモノ・・・好彦が会社を辞めようと決心した矢先、会社にひとり
の女の子が入社して来た。
好彦もふくめて部所のみんなの前で、その子は自己紹介した。
「
好彦はまじで思った・・・めちゃ俺のタイプって・・・。
だけどもうこの会社を辞めようと決心していた好彦には関係ない子だった。
その子が入社した日に好彦は辞表を出した。
でも、引き継ぎ等あったため、一ヶ月は会社に残ることになった。
そして部所のみんなで好彦の退社祝いをしてくれることになった。
飲み会の席で、偶然にも好彦の隣に三好 沙也加が座った。
酒の力とその場の雰囲気で好彦と沙也加はその席で意気投合してかなり近ずく
ことになった。
会社でもふたりはよく話すようになってし好彦も沙也加に少し好意を持った。
会社に辞表出したのは早かったかなって思った。
マンションに帰ればルシエルが待ってるって言うのに・・・そんなことも
知らないルシエル・・・甲斐甲斐しく好彦のいない留守を守っていた。
旦那が浮気してることに気づかず、健気に家庭を守ってる主婦のように・・・。
いったい好彦はルシエルと沙也加、どっちが好きなんだ。
天使か人間の女子か・・・まあ、ふたりの女を同時に好きなることだってある。
好彦は沙也加とのことはまだ恋人とは思ってないから、浮気にはならないって
思ってるようだけど・・・気持ちが彼女に少しでも傾いてるならそれは立派な浮気。
好彦はルシエルとはまだセックスしてないから、ルシエルが自分の彼女だと思って
なかった・・・。
でもルシエルの方は好彦は自分の彼氏だと思っていた。
さ・・・なんだか昼メロんみたいになって来ましたよ・・・。
そんな折、会社を辞める好彦に沙也加からマンションに遊びに行っていいですか
って聞かれた。
沙也加となんの関係がなくても、それは誤解のもとだよね。
ダメだろそれは・・・だけど好彦は沙也加がマンションに来ることを承諾して
しまった。
男っていつも優柔不断・・・泣くのはいつも女性ってか?
とぅ〜び〜こんて乳。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます