赤道を飛ぶ天道虫
赤道、太陽の道。
その上に点在する最東端と最西端の島々に我々の始祖が隠した秘密はあるのかも知れない。
レッドカーペット、ヴァージンロード、雛飾り祭壇…何故、西洋でも東洋でも重要な式典には必ず赤い道が敷かれるのか。
此の偶然にしては不可解な共通点が違和感の始まりであった。そして小さな歪みが大きなズレを生じさせる。世界中に散らばる古代王国と人類史、我々の子孫が持つ歴史の違和感。
其だけではない。
天=アマ、アメ、テン撥音は実に様々。
天照大神、雨雲、尼子、海女=アマ
アメノミナカヌシ、アメノウズメ、天底=アメ
天使、天神、天守閣、天竺=テン
諸先生方が発表されたユダヤ人(旧約聖書)とヘブライの神の子(新約聖書)が日本神話の礎に深く関係することであり、日本の皇族と時代形成に大きな役割を担う事実、無論最大限の理解を示すところに他はない。
加えて私が重きを置いているのは日本最古の神つまり、天御中主を差し置いて我々の始祖を語ることは不可能であるという因子。
全ての道は太陽から。
最高神は太陽神。
そう断言できるのは何故か。
天御中主が何者で伊弉諾と伊弉波を結婚させた理由を探求しとうと踠く度、何か深い溝に嵌まる。違和感を払拭出来ぬまま、取り憑かれたように神話研究へ填まる。思考を巡る神話と歴史に拍車をかけ、地球儀はひたすら廻る。
答えは闇の中に隠される以前、此の地球という惑星全土に散布されていた。
今暫し私の邪推と憶測にお付き合い戴きたい。
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