選民思想のフォッサマグナ
もし私が悪魔なら、選民思想を持たない民族は布教するのにうってつけ、国を移し遷都にも好都合なため利用してしまうだろう。
帆立貝…と言えば日本なら北海道。
だが、2000年以上前の気候はどうだろう。
北緯が高ければ…と一概には言えまい。
キリスト巡礼者達は此の帆立貝を身に付ける。
魚の群れはキリスト教徒。
ヘブライの大海は大きな川に由来する。
複数の考察を練った結果をまとめる。
先ず古代日本は西国と東国で別々の国だった。
約2000年前の日本を東西に分けてで比較してみよう。
西国は主に邪馬台国や奴国、大和朝廷など基本的に中国大陸と国交を深め、知らぬ内に属国となり各々の繁栄の為、文字と政治、太陰暦と宗教を学び成長する貴族中心の律令国家。
東国は主に狩猟民族と肉食を続け、山彦つまりカムヤマトイワレビコの子孫を思わせる猛々しさと、民俗宗教や風習、霊象を宗教とは別に受け継ぎ生活の中に言葉として遺し、自然に重きを置く太陽暦と武士中心の封建国家。
随分前にDNA鑑定し日本の民族分布に於ける古代の血統を調べた結果があるが、フォッサマグナをなぞるように渡来人と縄文人、どちらの血も薄い中間血族が分布されている。此は紛れもなく、古代日本人が民族毎に東西を隔て国家形成を行っていた境界線の証拠である。東の血族と西の血族。王族と皇族。
民族の始祖が大きく異なる物証である。
だが、鹿児島県にのみ縄文人の血が色濃く残っているのも又事実。其こそ天変地異。
前述した日本地図を逆さまに捉える憶測。
何らかの理由により弥生人や渡来人の血が濃い九州で唯一鹿児島にのみ縄文人が移り住んだ。勿論本州の北端、青森にも縄文人の血は色濃く残るが…其を上回る程、鹿児島の縄文血統は強い。西郷隆盛が韓国併合を早めようと提唱したのは偶然か?鹿児島士族を何かの末裔として守る必要があったのではなかろうか。
加えて、波乱の幕末に将軍家と島津氏の婚姻が強行され東国の血族、純血統と言っても過言ではない系統を護るべく、開国目前に判断を下した婚姻だったのではないか。
我々日本人は、先祖のルーツがそういうものだと教科書に因って刷り込まれ疑問を抱きもせず海外に対して同じ日本人だと身内の様に胸を張る。
その文化が少なくとも数百年続いているのだ。
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