月+日+生=腥
現代日本人の特徴を上げてみると、歴史や伝統文化に疎く異教徒や他国への苦手意識が殊更に強い。そのくせ流行には過剰なまでに敏感で、逸早くトレンドを取り入れようと無駄なことにアンテナを張っている。私自身も現代に生きている身であるから一概には言えず、普段あまり口に出来ないが、日々考えてしまう古代日本から続いている民族性。
日本人とは何なのか。
現代の日本人を見渡すと流行好きな割に異文化や多言語、外国人への異常な迄の警戒心と不足のある対応が混乱を招いており、加えて自国の政から神道、仏教に重きを置いた年間行事に至る迄、全てが疎い。変わりにハロウィンやクリスマス、イースター等のキリスト教行事を嬉々として受け入れ積極的に取り組んでいる。
明らかに自らを悦ばせるためだろう。
キリスト教行事を祭りと捉え写真を撮りネット上へ撒き散らす。だが、一様に宗教という言葉を聞くと逃げていくのもまた日本人。
三大宗教は疎か神道行事ですら理解されていない。大晦日、初詣、初市、節分、雛祭り、端午の節句、七夕(本来は現在の八月)、月見、針供養、地鎮祭、葬式、法事…例を挙げればキリがない。
危険な新興宗教が原因の事件や騒動が取沙汰されるあまり、本来の宗教の真髄や作法を知らないまま危険視し過ぎる懸念がある。
〖神の通る川と本当の都〗
午前10時半ばを廻る頃。
山を越えたこの街にも海風が吹き渡る時間。
国の各所に分岐された大和の御所。
長岡京と長岡の繋がりに思いを馳せる。
思い当たるのが神通川。
富山県の海岸では蜃気楼がよく見られる。
現代より明確に見えていた可能性も高い。
蜃気楼に映る異国の港街。
其処へ向けて船を漕ぎ出し、国交を始めたのではないか。
もし本当に、イエス・キリストが女神を代用に神格化され天照大神とされていたならば、真の女王はアメノウズメ。
月読尊は黒を纏う男神だが髭はない。
女神と男神を入れ換え、国民の信頼を得る必要があったのだろうか。さらば、前述の通りマグダラのマリアを月読尊として神格化したのか。
天照大神と月読尊が夫婦…
ともすれば素戔嗚尊が弟ではなく異国の王族。
ふと思い返す。
何故、日本の葬式は仏教形式であるにも拘わらず棺に亡骸を納める習慣なのか。
ヒンドゥーの水葬、仏教の火葬、キリスト教の土葬、ユダヤとイスラムの葬儀…日本の葬儀に於ける納棺の習性は他国から伝来したものか。
イエスは磔刑され四肢に楔を打たれ動かすこと叶わず十二使徒により棺に納められ運ばれた。
何処に?
そう、他ならぬ日本に。
天照大神や月読尊、日留呼を同一視した場合、キリストの遺体が運び込まれた可能性は充分に考えられる。
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