第10話コワイ慣れ
7月30日の月曜日は親や姉が出払っており、私は一人で自宅にいた。
9時前にインターフォンが鳴り、小走りで玄関に向かって玄関扉を開けた私。
インターフォンを鳴らした人物は不破だった。
「おぉ、おはようございます……お姉ちゃんは居ないです、今日は」
「おはよう、穂乃実ちゃん。お姉ちゃんが居ないことは知ってるよ。穂乃実ちゃんに逢いたくて、お邪魔したの」
「そうですか……暑いですし、上がってください」
「ありがと。親戚が帰省して、出られなくてね。元気にしてた?」
「はい、体調を崩して寝込んでたりしてないです」
「そう。なら良かった。親戚がくれたプリンを持ってきたの。一緒に食べましょ、穂乃実ちゃん」
「不破さんのご家族へ持ってきたプリンですよね……?私……が食べても——」
「良いの良いの。お父さんが穂乃実ちゃんにでも持って行ったらどうかって譲ってくれたの。流石、お父さんっ!って思わず拍手して有り難く預かったの」
「でもっ……不破さんってお父さんと——」
彼女が両親と良好であると語ったことは一度もない。
「細かいことは気にしなーい、穂乃実ちゃん。高級なプリンだよ、食べたいでしょ?私が穂乃実ちゃんにって持ってきたんだから、食べてよ」
「わ、かりました……食べます」
「うんうん。穂乃実ちゃん、今日は楽しも!」
私と彼女はリビングで硝子瓶のプリンを食べ、昨日までの近況を聞いた。
夏休みに突入してから昨日まで彼女とは会えていなかった。
プリンを食べ終えた彼女に部屋で寛ぎたいと提案され、飲み物とお菓子をトレーに載せ自室に移動した。
私がテーブルにトレーを置く前に、彼女が私のベッドに飛び込んで枕に顔を埋めた。
「あのっ不破さん……いくらなんでも——涎は垂らさないでくださいね」
「うぅ〜……ふはぁ〜穂乃実ちゃんの匂いぃ〜やっぱ落ち着く〜!!」
「お姉ちゃんと遊ばなくて良いんですか?」
「穂乃実ちゃんと遊びたい気分だかんねぇ、今日は。ちょっかいかけて反応が面白いの、穂乃実ちゃんで最初に比べてある程度は許してくれるからねぇ」
「そうですか……」
11時前になり、彼女が唐突にある提案をした。
「昼食前にお約束を済ませよ、穂乃実ちゃん」
「食事を済ませてからでも——」
「準備運動準備運動〜」
私は彼女にTシャツを脱がされ、彼女の唇で口を塞がれキスをしたまま、ブラジャーの上から片方の胸を揉まれた。
この頃には、彼女に抵抗せずに受け入れていた。
彼女に20分以上も唇を触れ合わせられ、彼女の唇が離れると唾液を垂らされ、飲み込ませられる。
彼女の舌が私の舌を絡み、彼女が飲んだサイダーの甘い味が口内に広がっていく。
その間も片方の胸が鷲掴みされ、揉みしだかれていて、快感が増幅していた。
ショーツが、ドルフィンパンツが濡れていくのを感じながら、彼女の行為に委ねていく私だった。
「穂乃実ちゃん、もうやめたい?まだシたい?もっと気持ち良くなりたい?どうされたいか、言ってみて」
「やぁ……うっうぅんっあぁんんっ……やめないでぇ、もぅっとぉ……シてぇ、はぁはぁ……激しきゅ……んぁっ!いやらしくぐじゅぐじゅに濡れたひくひくしゅぅうる穴をぉぅっ……掻き回してぇ……あぁ〜んっ……激しきゅ〜〜ぅぅううぅぅぅ!!!」
私は絶頂き、ベッドの上で身体が痙攣したまま放心状態だった。
私は彼女にドルフィンパンツ越しに敏感な部分を指先でぐりぐり刺激され、喘ぎ続けた。
喘ぐ余力はどうやらあるみたいだった。
私は彼女に浴室に連れてかれ、身体の隅々まで洗われた。
1日はまだまだ終わらない。
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