第4話レッスン?

「早速だけど、脱いで」

 不破が私の自室に脚を踏み入れ、ベッドに腰を下ろして放った第一声がこれだった。

「えっ?そのぅ……」

「全部脱いで裸になってって言ったの。出来ないかしら、穂乃実ちゃん?」

「ひぃっ……あ、あの、どのような——」

「可愛くなりたいんでしょ?可愛くなろうとするには自身の分析が必要なの。私が可愛くさせるのに、穂乃実ちゃんがどういった身体をしてるかを把握る必要があるの。服を着てたら手間が掛かるの。判ったら脱いで」

「は、はい……」


 私は着ていたルームウェアを足もとの床に脱いでいき、ショーツとブラジャーだけを身につけた姿でもじもじと立つ。

「ブラもパンツも脱ぐのよ。裸って言ったの、聞いてなかったの穂乃実ちゃん?」

「ほんとに——」

「そう。穂乃実ちゃんがどうしても出来ないって言うなら、私がやってあげるよ」

「出来ますからっ!私が自分でします……」

「早くしてね」

「……」

 彼女が胸の下で腕を組みながら、急かし、私の姿を凝視する。


 私が一糸纏わぬ全裸になると、彼女はベッドから腰を上げ、私の傍に歩み寄り正面に佇む。

「うん、やっぱり綺麗ね。穂乃実ちゃんの身体は。それにしても……このたわわなおっぱいは羨ましいわ、ほんと。このけしからんおっぱいは、男子共を誘惑してるんでしょ?イケないわ、穂乃実ちゃん」

「はぁぅっ……あっんんぅっ、はぁっはぁんはぁっんぅっ、はぁはぁ……なぁにぃっ、してるんですかぁ……はぁ〜あんんっ、ちょっ、やめぇ……」

 私は片胸の乳頭の上を彼女のひとさし指で押され、思いがけない行動に漏らしてはならない声が漏れ、そのまま胸を鷲掴みにされ揉まれながら、喘いだ。

「可愛い声ね、もっと聴きたいわ。今以上に感じちゃうとこはどこかしらねぇ。教えてくれる?」

 彼女が私の右耳に囁きながら、胸を揉んでいない腕の指先を腹部に這わせて、腰に下りていき、臍の下に指先が到達し、陰部の毛を撫で痛くない力加減で引っ張る。

「そぅっ……そこはぁあぁ……あぁああぁーっ、だ、だぁっ、ダメぇ〜でぇすよぉぅー……ああぁぁああぁぁぁっっ……やめぇてっぇええぇぇ……!」

「うんうん、大丈夫大丈夫ぅ。お姉ちゃんも触られたら喘いじゃうとこだから良いの。はぁ〜い、身体の力を抜いてー。そーぉ、私に委ねて〜」

 彼女の指が私の快感を感じる陰部を撫でていき、ワレメに指が触れ、膣内に指が侵入して、上下に指を激しく動かされ、不思議な感覚が身体を襲った。

「不破さぁっ……はぁぅっ、あっあっ……んぅ〜っ、はぁはぁ、やめぇ、もうやめっ……はぁんんっっあぁ〜んっ……んっんっんぁっ、はぁはぁ……」

「穂乃実ちゃん、一度は絶頂くことを体験しないとねぇ。穂乃実ちゃんのタイミングが絶頂こうね〜!」


 私は不破に膣内に指を挿れられ、激しく刺激を与えられ、絶頂った。

 彼女が床に崩れ落ちた私に向かって、告げた。

「これはいじめじゃなくて、ただの可愛くなるためのレッスンだから恨まないでね。穂乃実ちゃんが味わった快感は、すぐ慣れるもんだから、そんな落ち込まないで。もっとレッスンをしたいけど、疲れたようだから今日はこれで終わろう。じゃあ、戻るね。穂乃実ちゃん、また明日ねー!」

「ひぃ……酷いです、不破さん」


 私は一人になり、その場で全裸のままに倒れた。

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