第3話つまらない
つまらない。
そんな想いを抱きながら、中学校に通っていた私だった。
阿多呉以外の弄び相手は、不登校や保健室登校で逃げられた。
ある日、阿多呉を空き教室に呼び出し、彼女の制服を剥いで裸にさせ、四つん這いになる彼女の背中に座り、談笑した。
「不破さん……許して、ください。解放してください……お願いです、不破さん……」
「私は軽く遊んであげてるだけだよ、阿多呉。勘違いしてるね。イスって震えるっけ?」
「震えません……あぅっ……あぁっあっあっ……はぁぅっはぁはぁ……やぁ……うぅっやめてぇ……くだぁさいぃ、それはぁぁ……あっあっあっあぅっ……」
四つん這いの阿多呉はお尻のあなに指を挿れられ、おもしろい声を漏らし、踏ん張っていた。
「さっきよりも揺れてるね〜阿多呉ぅ。私……こんなことまでされなかったの。人間っていつから、こんなの平然とやれるようになったんだろうね〜?」
「ふっ……ゔぐぅ、不破さぁっ……んんっがそんなこと、言うんですか……」
「あはははっ!阿多呉、面白いこと言うねー。ガッコーで全裸って、解放的〜?」
「くはぁっ……はぁはぁ、屈辱的で恥ずかしいです……うぅっ。もぅもう……この姿はぁ……」
「うぅ〜んんっ。30分はこのままが良いんだけど……」
「ふぅっ不破さぁんには……人の心は……はぁはぁっ、無いん……ですか?」
「あるんじゃない。どういうのか知んないから私にはさぁ〜答えらんないやぁ。阿多呉で興奮しないのって何でだろ〜?可愛がる前は愉しそうだったのに……はぁぁ。
「でぇ……でしぃたらぁ、そろそろ私を——」
「無理ぃー。もう阿多呉しか居ないもん。卒業するまで、我慢してよぅ。それまでの辛抱だってぇ〜!」
「そ、そんなぁ……不破さん、どうかっはぁぅっっ、あぁああ、やぁやめやめてぇ……」
私はがらくたの阿多呉を卒業まで弄び、高校へ進学した。
高校に入学すると芦箕と友人になり、彼女の妹である穂乃実に惹かれ、彼女と親しくなろうと試みる。
私は一年二ヶ月程掛かって、芦箕穂乃実と会話できた。
ようやく楽しくなりそうだった。
穂乃実ちゃんには、慎重にならないとね。
彼女には私が理想の女性に成れるように、レッスンを施そう。
阿多呉らのようながらくたにはさせないように、愛でて愛でまくろう穂乃実ちゃんは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます