第3話つまらない

 つまらない。

 そんな想いを抱きながら、中学校に通っていた私だった。

 あそび相手は数人居たが、誰も三ヶ月も持ち堪えられずに壊れた。

 脆弱もろすぎじゃん、私より……と、つまらない日々を過ごした。

 阿多呉以外の弄び相手は、不登校や保健室登校で逃げられた。


 ある日、阿多呉を空き教室に呼び出し、彼女の制服を剥いで裸にさせ、四つん這いになる彼女の背中に座り、談笑した。

「不破さん……許して、ください。解放してください……お願いです、不破さん……」

「私は軽く遊んであげてるだけだよ、阿多呉。勘違いしてるね。イスって震えるっけ?」

「震えません……あぅっ……あぁっあっあっ……はぁぅっはぁはぁ……やぁ……うぅっやめてぇ……くだぁさいぃ、それはぁぁ……あっあっあっあぅっ……」

 四つん這いの阿多呉はお尻のあなに指を挿れられ、おもしろい声を漏らし、踏ん張っていた。

「さっきよりも揺れてるね〜阿多呉ぅ。私……こんなことまでされなかったの。人間っていつから、こんなの平然とやれるようになったんだろうね〜?」

「ふっ……ゔぐぅ、不破さぁっ……んんっがそんなこと、言うんですか……」

「あはははっ!阿多呉、面白いこと言うねー。ガッコーで全裸って、解放的〜?」

「くはぁっ……はぁはぁ、屈辱的で恥ずかしいです……うぅっ。もぅもう……この姿はぁ……」

「うぅ〜んんっ。30分はこのままが良いんだけど……」

「ふぅっ不破さぁんには……人の心は……はぁはぁっ、無いん……ですか?」

「あるんじゃない。どういうのか知んないから私にはさぁ〜答えらんないやぁ。阿多呉で興奮しないのって何でだろ〜?可愛がる前は愉しそうだったのに……はぁぁ。き声にバリエショーンが少ないから?」

「でぇ……でしぃたらぁ、そろそろ私を——」

「無理ぃー。もう阿多呉しか居ないもん。卒業するまで、我慢してよぅ。それまでの辛抱だってぇ〜!」

「そ、そんなぁ……不破さん、どうかっはぁぅっっ、あぁああ、やぁやめやめてぇ……」


 私はがらくたの阿多呉を卒業まで弄び、高校へ進学した。

 高校に入学すると芦箕と友人になり、彼女の妹である穂乃実に惹かれ、彼女と親しくなろうと試みる。


 私は一年二ヶ月程掛かって、芦箕穂乃実と会話できた。


 ようやく楽しくなりそうだった。


 穂乃実ちゃんには、慎重にならないとね。

 彼女には私が理想の女性に成れるように、レッスンを施そう。


 阿多呉らのようながらくたにはさせないように、愛でて愛でまくろう穂乃実ちゃんは。



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