第4話七階へ
その後我々は、その配達員が働いている新聞販売所の電話番号を教えてもらい、電話をして取材を申し込んでみたのだが、その配達員はすでに退職しており取材することはできなかった…。
次に我々は、例のマンションの七階へ階段で上がってみた。
「さすがに、一苦労だな……」
スタッフ田口が呟いた。
そこはどこにでもあるマンションの最上階だった。
「一番奥のあそこからです、女性が飛び降りたのは…」
浜岡さんが一番奥の大きな吹き抜けを指差す、近くまで行くと人が入りそうなほどの大きさだった。椿たちは一番奥まで行って下を見下ろす、浜岡によると話していた新聞配達員は丁度真下で気を失っていたそうだ。
「この高さから飛び降りたら、確かに死ぬな…。でも、あなたの言っていた新聞配達員は生きていたんですよね?」
「はい、彼が倒れていた時は特に大きな出血はなく、飛び降りたのではなくその場で気絶していたと言う感じでした…」
「一体、どうなっているんだ…?」
椿は首をひねった、我々はさらに調査を進めていくことにした。
現実超常ドキュメンタリー特派員·七階 読天文之 @AMAGATA
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。現実超常ドキュメンタリー特派員·七階の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます