第3話取材(2)
「それで、その彼はエレベーターで七階へ上がっていって…」
「はい。ですがその後、私のところに七階の住人から朝の新聞が届いていないという知らせが来まして、新聞社に報告したのです。それでその新聞社が担当の配達員を呼ぼうとしたんだけど、連絡がつかなくて……。」
まさか、その新聞配達員はエレベーターに乗ってどこかへ迷い込んだとでもいうのか……?
「それから数時間後、マンションの裏に救急車が停まってて、何があったのか見に行ったんです。そうしたら、男性が気を失って倒れていて、その人があの担当の配達員だったのです。幸い、その人は病院で目が覚めたそうです。」
「なるほど、それでその配達員の身に何が起きたかというのはわかりますか?」
「さぁ、何が起こったのかは…わかりません。」
エレベーターで七階へ行こうとしたはずが、彼は一体なぜマンションの外で気を失っていたのか…?
この不可解な事象はなぜ起きるのだろうか…?
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