切っても斬れぬカネと飯
釣ール
痛くて無力な感じ方
今の家は住みにくい。
いや、引っ越した時からそうか。
好きな相手といてもいつかははなれてしまう。
どちらにも原因があるから。
4、5年経てば平気なふりは
ただ
夜にバイク乗りとトラック野郎から「
もはや
とりつくろった金のためにがまんする
そこで
それなのに財布には1円玉すら3枚しかなかった。
今が秋だからよかったものの、残暑がきびしいからか
つばすらなくなっていくなかで、通る人間の前では平気な顔をして歩き回っている。
いつも歳が変わらない誰かがスポーツマンシップにのっとりランニングをしていたら目の
堂々と生きることがこんなにも難しいのと食べることと飲むことがここまで金がいるとなると、たまに歩みを止めたくなる。
シャボン玉のように浮かぶ
自分の本当にしたいことを否定するために用意された鏡という名の要らない他者がみせる
むかし子供の頃、街で迷子になったときは
悲しいかな。
いまや
その心は!
全て誰かの手のひらの上。
はや歩きして逃げている。
カネと
迷ってみたい。
そして自分の力でぬけだしたい。
カネ、
欲望、
そして、
死んでるみたいじゃないか。
もっと分かりやすくいえばゾンビ。
ほしかった自由も自分の自由じゃなくて借り物のあこがれ。
切れない関係も切ってきたのに。
たまらないカネと生きる限り減り続ける腹はなんでこんなにも残酷な一ヶ月をつきつけたのだろうか。
節約すればなんて言わないで。
今の時代、それすらも難しい。
多くのきれいにみえる
どちらも助けてはいないはずなのに、不満をもった同士と考えると今日も腹を空かせられる。
うそ。
結局また
切っても斬れぬカネと飯 釣ール @pixixy1O
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