自分の席②

さらに言えば鴨川でカップルが一定の距離を空けて座っている理論と同じで仲の良いグループA・空いている席・仲の良いグループBという感じになっていることが多いため、同じクラスに友達がいない人間はその空いている気まずい空間に座らなければいけないのだ。


もしそんな席に座ろうもんなら両端から、何か馬鹿にされているのではないだろうかと考えながら時間を潰さなければいけないという新手の拷問タイムが始まる。だが幸いなことに今回は既に席が決まっているらしく黒板にそれの名簿が張られていた。


ちなみにぼっちはそれを見るために黒板の前まで行く時、そして黒板の前で自分の席を確認している間も周りの目を気にしていたりする。


兎に角周りの目が気になってしょうがないのだ。

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