謎な陰キャぼっち高校生の恋愛事情
ITIRiN
高校2年生編
第1話
自分の席①
クラス替え。
それは程度は違えどみんな最初は緊張しているものであり、俺みたいな人間にとってはトップレベルで嫌いな行事である。
だが残念なことに新しい教室についてしまったので早速中に入るとしよう。
さて、まず新しい教室に入った場合何をするかといえば自分の席の確認であり最初の難関でもある。
もしここで黒板に『取り敢えず席は自由』なんて書いてあった日には地獄の始まりだ。
何故ならば席が自由ともなれば俺達ぼっちが好きな一番後ろの端っこ、つまりは目立ちにくい席は当たり前のように取られており、そして周りは仲のいい友達で固められている。
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