第47話

「気持ちいか?」




いつもとは違うシチュエーションに…部屋は明るく不安定なソファーの上、しかも隣の部屋では翔人がぐっすり眠っている。

いくら声が出ないからと言っても物音を立てれば流石に気付かれてしまう。

しかしそんな状況にもかかわらず、まりあの体は正直に反応していた。

ただでさえ感度が良い彼女なのに、どうやらいつも以上に反応し乱れているようだ。




「濡れてる」




一回り年上の男性と体を重ねるという行為は彼女にとって刺激が強かった。

女性への扱いにも慣れ、そして事をスムーズに運んでくれる…これを覚えてしまうともう若い男…つまり自身と同じ年頃の男性とは付き合えない。

そんな大人の余裕と色気にまりあも溺れてしまった。




「…そろそろいいか?」




刺激的な夜はまだ始まったばかり…

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