第19話

会社へ戻る道中、プレゼントを見つめては嬉しそうに微笑む…まりあは無意識にこれを何度も続けた。

開けてしまおうかとも思ったが、楽しみは最後まで取っておく事にし、帰ってから家で開ける事にした。

それと先程は表情に出ないように必死で我慢していたつもりだったが、聖也に腕を掴まれた時彼女はかなりドキドキしていたのだ。

こんなシーンは少女漫画や恋愛ドラマでしか見た事がなく、まさか自分が体験するなんて思いもしていなかった。

聖也はサラッと女性が喜ぶ事やドキドキする事をするのである意味心臓に悪い…そう思うも、こんなにドキドキする事やキュンとする事事態がまりあは久しぶりなので、短い時間ではあるがやはり彼との時間は楽しい。

プレゼントの中身と明日も聖也に会える喜び、それと自分からLINEをしようかどうか…今日1日の楽しみがまだこんなにあるため、残りの仕事も頑張れそうな気がした。

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