第4話

前に1度、私は面と向かって涼介に別れを切り出した事がある。

涼介がこんな男だってわかったし、私も面倒だったから…

けどその時




「あっそ。まぁどうしてもって言うなら別れてやってもいいけど、そしたらこいつの行き場がなくなるぞ?」




そう言って私の写真をチラつかせてきた。

別れるならこれをばら撒くぞっていう脅しだ。

もちろんただの脅しの可能性だってある。

だけど涼介の事だ…

たぶん、この男は本気なのだろう。

それに別れた後もしつこく付きまとってきて、タチの悪いストーカーじみた行動をとるだろうって事は想像がつく。

付き合っている今よりも、別れた後のほうが危険なんじゃないかって、私はそう思ってしまった。

ある意味、涼介に対して恐怖心を抱いている。




「やっぱ女子高生って最高だな」




既に制服を乱されベッドに押し倒された私には、もう為す術もなかった。

こうなったら、ただひたすら我慢をするだけ。




「しっかし毎度毎度…お前って本当によく濡れるよな?根っからの淫乱女なのか?」




中で乱暴に掻き回される指の感覚と、それに伴って鳴り続ける卑猥な音に、私はじっと耐えた。

……悔しい

足を開けだのもっと舐めろだの、私は涼介の玩具扱い。

悔しいのと同時に、こんな奴の言いなりになる事しか出来ない自分にも嫌悪感を抱いた。

早く挿れて早くイッてしまえと、いつまで続くかわからない行為じごくに、私は終わりを願った。

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