第3話
で、今日もそんな涼介から呼び出しのLINE。
あいつ、外面だけはいいから本当にムカつく…
前にみのりにも軽く相談したけど、全然そんな風に見えないからって軽く受け流された。
本当っ、卑怯で最低な男…
「…ごめん、ちょっと遅くなった」
「本当遅ぇよ。今まで何してた?それにすぐ返信しろよ」
「授業中だったから気づかなかったんだよ。帰りだってその…SHRが長引いたから、連絡する時間だってなかったし…」
「なんだよそれっ…いいよなぁ、高校生は。授業中だったって言えばなんでも許されるもんな?」
「なっ…!?そんな言い方しなくてもいいだろ?!こっちは本当の事なのにっ…どうしてそんなに疑われないといけないんだよっ?!」
「あのなぁ、嘘つくならもっとマシな嘘つけよ」
「はぁ?なんなんだよそれ……」
「優しい彼氏が相手してやるって言ってんだ、彼女ならもっと喜んで来いよ。本当っそういうとこ可愛げがないよなぁ?お前」
こんなゴミみたいな奴にどうしてここまで言われなきゃいけないんだよ…
本当っ腐ってる。
どうせ今日だって私を家に呼んだのも……
「まぁいいや。可愛げがなくても、顔とスタイルはまぁまぁいいってのには変わりないし…なぁ真愛、俺とお前って相性が良いと思わね?」
ニタニタした気持ち悪い顔を浮かべながら、さも当たり前のように私に迫る涼介。
はっきり言って相性が良いなんて思った事は1度もないし、こんな男とヤりたくなんかない。
拒もうと思えば拒めるし、逃げようと思えばいくらでも逃げられる。
なんならこっちから連絡を絶って別れる事だって不可能じゃない…
だけど私はそれらをしないし、言い方を変えれば出来ない。
「逃げようなんて思っても無駄だからな?お前は一生俺に抱かれてればいいんだよ」
あいつの携帯には、私の裸の写真が残されている。
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