ナイフを向けられた時、愛も終わる

第47話

「어떠한 작정이다!?」

( なんのつもりだっ!? )

「お前には素質もないし人望もない…… 죽는 것은 너다( 死ぬのはお前だ )」

言葉と同時にテーブルを男に向かって蹴り上げた。

その瞬間から2人の死闘は始まった…後ろにいる彼らはなにもするなと言われているのだろう、ただただこの勝負の行方を見守っていた。

私は私で彼に釘付けだった…恐怖が消えたわけではない。

いつもは見せない真剣な表情と無駄のない動き…彼の強さは男を圧倒していた。

「くそおおおおっ!!!!!!」

もう動く力すら残っていないのだろう、男はその場で何度も叫び声を上げた。

「恨むなら自分を恨むんだなぁ。よぉしお前ら、後は好きにしていい…さっさと連れて行け」

「おっ、おい!?何するつもりだぁっ!?」

「こいつらに聞けばわかる」

「よせっ…! 그만둬라!!( やめろっ!! )」

男の叫びも虚しく、死体と共にどこかに連れられこの場から姿を消した。

辺りはシンとし、壊れたシャンデリアとテーブル、血痕が痛々しく残った。

「平気か?」

あれだけのことがあったのに、私を見る時の彼はいつも通りの彼に戻っていた。

「ちょっと…ビックリしちゃって…」

「怖かったよなぁ?本当はあんな姿見せたくなかった…だがあぁでもしないとお前が危なかった…あんなゴミみたいな奴がお前に触れるなんて俺は耐えられない」

「怖かったのは事実よ?けど…助けてくれたのよね?それに…かっこよかった」

「ah…それはよかった。I love you…honey」

緊張している私のためにいつもより優しいキスをくれた。

それはとても暖かくて愛のあるキスだった。

疲れただろうとベッドで休むように言われ、部屋まで着いて来てくれた。

「あなたは…?」

「俺は平気だ。後片付けも気にするな」

頭を撫でられているのが心地よく、私はいつの間にか眠りについてしまった。