第48話
長いまつ毛にサラサラの髪…彼女の全てが愛おしい。
シャロンが眠ったのを確認すると、男は再び携帯を手に取った。
「まだ生きてるか?」
「あっ、あぁ…なんとか。ほんとに片付いたんすよねっ?」
「だから連絡してる。これでお前も自由だ…他の連中はどう思っているか知らないけどな」
「他の連中…?」
その時、電話の向こうで何発もの銃声と男の悲鳴が響き渡った。
そう、この男も彼の駒にすぎなかった…通話を終了しそのまま電源を切ると、近くのサイドテーブルに携帯を置いた。
そしてその手で再びシャロンに触れる…まさかここまで執着するなんて思ってもいなかった。
男は改めて自分の気持ちに気付いた…いつからか本気になっている自分に。
「明日はいい日になるぞぉシャロン」
俺からのサプライズだ…どんな顔をするんだ?もちろん喜んでくれるよなぁ?俺はお前のためにやったんだ…約束はちゃんと守る、それが俺だ。
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