第9話 異世界転移編 騎士団員
人の気配がする部屋の扉を
「おりゃっ!」
取り敢えず、その扉を蹴破って中に入るとそこは広間になっており、
「鑑定!」
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名前 : ジェラルド・ヴォルク
種族 : 人間
性別 : ♂
レベル: 51
体力 : 440
魔力 : 32
筋力 : 60
持久力: 112
賢さ : 80
器用さ: 43
素早さ: 51
攻撃力: 30 + 25
防御力: 40 + 60
スキル: 剣技、身体強化
取得魔術: 生活魔術、火炎魔術
称号: 『リュミテール騎士団員』
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「おぉぅ、騎士団だ!」
「お前の悪行もここまでだっ! 総員、掛かれっ!」
複数の男たちが、一斉に攻めてくる。 だが
それに一般兵と違って、連携で攻めてくる。 一人をターゲットにしようとすると、両脇から同時に攻撃してくるのだ。 しかも隙あらば火球が飛んでくる。 実に良く訓練された騎士たちだ。
「コイツ、大型の魔物よりも固いぞ! 心して掛かれっ!」
誰かが、周りの騎士たちを鼓舞しながら戦闘が進む。 良いねぇ、実に良い。 そうなると私も色々と試したくなった。
実は、ゲーム内でも大鎌を主要武器にしている者は私以外はおらず、『剣術』の様なスキルは存在しなかった。 そこで役に立つのがプレイヤー・スキルの登場だ。
『剣術』スキルを取得すれば、『スラッシュ』などのモーションが決まった技が習得できる。 だがこれは何方かと言えば初心者救済措置であり、ランカーなどはプレイヤー・スキルを磨いていたのである。
当然の事だが、私も大鎌のプレイヤー・スキルを多数所持していたのだ。 そのプレイヤー・スキルが現実でも利用可能なのかは検証が必要だと思うし、騎士団は試す相手としては十分な気がした。
先ずは上段からの攻撃を半身で
次に袈裟斬りをワザと外し、大鎌を半回転させて
今度は、大上段からの振り下ろしで避けられた後に、バトンの様に回転させながらもう一度袈裟斬りを叩き込む。 ストレージへ直行。
大鎌を槍の様に突き出して屈んで避けた者は、引き戻す際に後頭部から首を刈り取る。 ストレージへ直行。
更にはそれらの水平バージョンや斜めバージョンなど、私が持っているプレイヤー・スキルで次々と騎士たちを狩っていった。
中には大鎌をブーメランの様に飛ばす技もあるのだが、そう言った広い場所がないと確認出来ないモノ以外は、大体の検証が終わった。
結論としては、ゲームで使用していた場合よりも自由度が高いと言う検証結果だった。 大満足である。
だが、夢中になり過ぎたのか、気が付けば残りは一人の騎士しか残っていなかった。
「化け物めっ!」
「うん、化け物だよ」
上段から切り捨てると思わせておいてからの
≪経験値が一定に達しました。 レベルが上がりました。≫
思わずゲームでもしているかの様に熱中してしまったな。 まぁ現実なので、実は地面が
30人位は斬ったのだろうか? プレイヤー・スキルって相手がいないと確認が難しいから、今回は行幸だった。
「私はまだまだ強くなれる」
そんなワクワクを胸に、騎士たちと戦った大部屋を出る事にした。
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名前 : ルビー・サファイア
種族 : 初まりの吸血鬼(オリジン・ヴァンパイア)
性別 : ♀
レベル: 3
体力 : 1,001,150
魔力 : 1,500,150
筋力 : 1,084 + 666
持久力: 1,084 + 666
賢さ : 1,084 + 333
器用さ: 1,084 + 333
素早さ: 1,084 + 333
攻撃力: 1,200,150 + 1,600
防御力: 1,001,150 + 3,400
スキル: ストレージ、鑑定、筋力強化、持久力強化、詠唱破棄、魔力操作、魔力循環、魔力纏、魔術威力強化(大)、魔力自動回復(大)、再生(大)、聖魔術無効、日照無効、聖水無効、血流操作、大鎌術(New)
取得魔術: 火炎系列魔術、爆裂系魔術、雷系魔術、水系魔術、土系魔術、風系魔術、死霊魔術、空間魔術、…etc
称号: 『デイライト・ウォーカー』、『人に仇なす者』、『無慈悲なる者』
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