第二十五話
まずはモンブランの高火力
モンブランが
餓鬼の大群が隙間なくいる為、モンブランが適当に放った
「あ、当たりましたわ!!」
モンブランは体をピョコピョコと跳ねさせて嬉しそうにはしゃぐ。
「な?言った通りだろ?お嬢、その調子で餓鬼を蹴散らせ!」
「任せてください!」
モンブランは蒼月に言われた通りに餓鬼の大群にひたすら
モンブランはこれで問題無さそうなので蒼月は視線を
「
「わかった」
蒼月の言葉に
装備のプリセットを切り替えて、サイキックリングを装備して
そして、奇襲をしようとしている餓鬼の場所や障害物の背後にいる餓鬼の場所を把握する。
把握したらすぐにプリセットを切り替え、装備を変更する。
自身と同じくらいの大きさがある大骨銃・ボーンライフルを伏せて構え、スゥーッと深呼吸した後に先程暗記した場所に狙いを定める。
「いける」
大骨銃・ボーンライフルはアンチマテリアルライフルで、障害物があっても場所さえわかっていれば壁ごと破壊し撃ち殺せる。
撃った弾丸が餓鬼を撃ち抜いたことを確認すると、ガチャンとボルトを引きリロードする。
「流石、
「「わかったー」」
ミルとメルを引き連れて蒼月が餓鬼の大群の元に走る。
ミルとメルはFN P90を取り出し、蒼月の後ろをついていく。
「真ん中の方で戦うとお嬢の
「「わかってるってー」」
「それならいいか!んじゃ、ささっと倒して茨木童子のとこ行こうぜ」
「「はーい」」
蒼月とミル・メルは途中で左右に分かれ、外側でモンブランの
「ミル足引っ張らないでよー」
「メル足引っ張らないでよー」
「「はぁ?いつも足引っ張ってるのそっちじゃん」」
数秒の沈黙があり、「「どっちの方がたくさん倒せるか」」二人同時に声を出して餓鬼を倒し始める。
「あいつらほんと仲良いなぁ」
蒼月がミルとメルの方から視線を戻し、餓鬼と対峙する。
一人で来た時は倒すのが単調な作業で、かつ結構時間がかかっていた覚えがある。
だが5人でやるとあっという間に餓鬼の大群を殲滅し終わった。
「お疲れー」
蒼月が後方で戦ってくれていた
「お疲れ」
「やりましたわね!」
初めて
「「なんで同じ数なのさー!絶対僕の方が倒したと思ったのにー」」
ミルとメルも集まってくる。
「ははは!倒した数まで一緒とかほんと仲良いな!」
腹を抱えて蒼月は笑う。
「「お兄ちゃん!笑い事じゃないよー!」」
「どうでもいいから早く行こ」
「「よくないよー!」」
二人は
「よし、じゃあ茨木童子いくかー!」
蒼月達が奥に進むと、一度見た木の扉を発見する。
「ここだ。準備はいいか?」
蒼月がグループメンバーを見渡すとみんなが頷く。
ギィィィィと音を立てながら蒼月が扉を開けると、奥には非常に大きな鬼が片膝を立てて座っていた。
「よう、久しぶりだな」
蒼月の言葉で茨木童子がゆっくりと立ち上がる。
「ははは、やっぱり返事は無しか!いくぞみんな!手筈通りに!」
蒼月は嬉しそうに大きめの
蒼月の
モンブランと
ヘイトは蒼月が取り、後方の二人には向けさせないようにする。
メルとミルはヘイトが向かないようにDPSを考えながら近距離で茨木童子への攻撃
「蒼月様、
モンブランは
放たれた軌道を確認して、蒼月がその場所まで誘導し、茨木童子にモンブランの高火力
ミルとメルは茨木童子の後方もしくは側面から頭を狙う。
初めてきた時とは違いかなり早い速度で茨木童子のHPが削れる。
蒼月自身初めて来た時からだいぶレベルが上がっていて、さらに他に四人いるからだろうか。
みんなで頭を狙っている為、右手の部位破壊も起こらず。
狂化も発生しない。
そんなこんなであっという間に茨木童子がポリゴン化し消滅すると、その場に大量のお金と茨木童子の骨がドロップする。
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