三十三話 神殺しは迷宮の中で 其の肆
バサラは自分が作った鍋を食べ落ち着くと美味しそうにご飯を掻き込む
(ジータ達に夕飯を振舞った時もこんなんだっけ。いい食べっぷりだなー。
「バサラ殿! まだ、残っているのだが、この中のものは食べても宜しいか!?」
「うん、遠慮せずにお食べ。焦らなくてもまだまだ、あるし」
「ご馳走様でした!!!! バサラ殿は天才か?! 飯も作れれば強者! 恐れ入った!」
「あはは、お褒め頂けて何より。いい食べっぷりで僕も嬉しいよ」
「一食分の恩は重いぞ~、バサラ殿! 取りたい首があるのであれば拙者に申せ! すぐさま取って参るぞ!」
「
バサラが刀に興味を持ってくれたことに嬉しくなったのか、彼の顔に自身の顔を近づけると
「バサラ殿! お目が高いな! ふふふ、この一振り、名を妖刀・
「へえー、そんなに凄いものなんだ。たしかに、そんな形の武器を加工する技術、ここには無いかも知れない。僕が知ってる限り、一人しか出来ないかな」
「ほう! これを打てるとは! 腕利きの鍛冶屋いるんだな! カラカラカラ! お会いしたい!」
「そうだね、いつか会わせたいな。よし、片付けも済んだし、そらそろここを出ようか! ねえ、
バサラの提案に
「バサラ殿が良ければ! 拙者もお共させて頂きたい!」
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