第11話 『草原の真実』 その3


 そうして、探偵はこう、付け加えた。


 『まず、博物館に行きましょう。』


 『外の博物館にですか?』


 『さよう。いいですかな、あそこは、ただの博物館にあらず。政府の草原管理の拠点である、と、ぼくは見ますね。かなり大きな施設なのに、公開されているのは一部分だけ。怪しいでしょう。必ずや、なにかありますな。』


 まあ、それは、常識の範囲内であろう。


 『でも、非公開部分には、入れないでしょう。』


 『もちろんですよ。ダイジョブ。危ないことはしませんから。なに、見学です。見学。ははははははは。』


 怪しいな。この人は、なにか企んでいる、と思ったのである。



      🙊


 で、翌日の飛行挺を予約した。


 なんと、料金はふたり分を赤血探偵がデータ払いで支払ったが、ぼくが絡んでいるから、割引料金になった。かなりお安くなる。


 『あとで、政府が払ってくれますからね。』


 『はあ………😒』


 翌日は、まさに、見学日和であった。



       🌞ハレ〰️ ☁️ ☁️

    ☁️

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