第9話 『草原の真実』 その1
おかしな電話を受けたあと、ぼくは勿論、気になんかしたくなかったわけだが、そらまあ、気にならないわけはない。
なぜ、こんなおかしなことになるのか?
しかも、町の中の情報では、ふたりが、亡くなったらしい。
でも、そいつは、一般には公開されていないようだ。
つまり、この町は、頭からオカルト扱い、あるいはお伽噺扱いされているみたいで、なんだか相当に気味が悪いぞ。
そうした独裁者の嵐の時代には、市民はやたら高い代償を払ったが、やっと過ぎ去ったはずだろう?
とはいえ、ヒトクイ植物だなんて、怪獣映画みたいではある。
このギャップはなんだろうか?
伝説はあるが、真実は分からないなんて、影響がでっかいだけに、あまり宜しくないと思われるが、感心は低いようだ。
仕方がないから、知り合いの探偵さんに依頼するか。
赤血探偵ならば、内容が気に入れば、割引価格でやってくれるかもしれない。
どうせ、暇だろうし。
と、思ったのである。
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