第6話

あ、そうそう。


ちなみにここは共学ではあるが、

経験上イケメン集団の中に私みたいなのがいたら女子たちの反感を買うから、

一応男装している。



元々身長は163cmあったが

今は厚底の靴を履いて、173cmにアップしている。



髪はウィッグを被り、

取れないようにしっかりと固定している。




声はもともと変声が得意だったから問題ないし、胸にはさらしを巻いている。


きちんとメイクで喉仏までつくるほど

変装に力を入れている。





この学校の女子はみんなただの一般人だけど、

女は怒らせると怖いからね…。


油断は禁物だ。




もちろん、

ちょっとした仕草や口調にも気をつけている。








……あれ。

いつの間にか周りを女子たちに

囲まれている。



はぁ。

あいつらと一緒にいるといつもこうだ。




あいつらから無言の近づくなオーラがでているからか、

女子たちは近づこうとはしてこないが、

いろんな種類の香水の甘い香りが

混ざりあって逆にきつくて気分が悪い。



私も女だけど、

あんなぶりっ子やパンダはちょっと(苦笑)




蓮たちも周りにそういうのばかりが

集まるからか、

いつの間にか女嫌い?になっているし…。










湊「だーかーらー、

 目玉焼きといったら

 塩に決まってんじゃん!」



?「いーや、ポン酢だ。

 一回食ってみろって!マジ美味いから。」





……あの2人は今度はなにで喧嘩しているの?


なんか喧嘩の内容がしょうもないし。

目玉焼きって…(苦笑)




『はぁ。蓮、春稀。

俺たちだけで先にクラス確認しに行こうぜ。

あいつらを待っていたら入学式に遅れちまう。』



春「そうだね(苦笑)

 入学式までもうあまり時間もないし。」

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