第2話

女A「ねぇ、聞いた?

  昨日紫鬼しきが潰されたって話。」



女B「知ってる!

光龍こうりゅうでしょ?」 



女A「そうそう!

   やっぱりすごいよね〜、光龍って。

   これでいくつめだっけ?

   いったいどんな人たちなのかなぁ〜?」



女B「あ〜、一度でいいから

素顔を見てみた〜い。

……無理だろうけどw」




女A「確かにw

フードで顔を隠してて

さらに仮面までつけてるんでしょ?


声も背格好も毎回違うらしいし……。

情報も全然出回ってない…。

ガード固すぎ。」







おしゃべりに夢中の彼女たちは知らない。


彼女たちのすぐ隣を、その噂の光龍が

クスクス笑いながら通り過ぎたことを…。







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