第4話主人公の隣にいるイケメン
ウッコ
う◯こではない。失敬。言いたかっただけだ。
いや、しかしッを◯にするだけでなんたることか。ワロタ。
とりあえず下ネタはこのくらいにして本題に戻ろう。そう。彼こそがみんな大好き(?)主人公の隣にいる奴である。
大体偏見で言うとイケメンだけど、こいつもイケメンだ。
俺ね、今日の朝君をベットから落としてしまっていたけれど、わざとじゃないんだ。愛ゆえに落としたんだよ。君なら分かってくれるよね?
聞いていられないような愛を語り続けるのこのイケメン。ウ◯コという。冗談。ウッコだ。
性格は厨二病、ぬいぐるみに話しかける特殊性癖をお持ちである。そのぬいぐるみとはまぁ、人によっては可愛らしいと感じる可愛さだ。そこは察してくれ。こんだけ説明したんだ。もうそこの君もおかわりならぬお分かりいただけたと思う。こいつが残念イケメンだと言うことに。これがイケメンだからで許される世の中が一番恐ろしい。だからこそ思うのだ。イケメンになりたい。
ウッコとは友達、嫌親友とでも言うと思ったか。残念ながらクラスメイトだけであり、委員会が一緒だけのビジネスパートナーだ。え?そこからなんか始まるって?ないない。でもじゃあなんで登場したのかって思うよね。
なんでだろうね。
ウッコは成績優秀で、スポーツも出来てかっこよくて‥なーんてそろそろ気づきますよね。
ウッコはバカでアホで体が硬くてよろよろでふにゃふにゃとしたなんかキモい動きをする化け物だ。残念ながら皆が想像するイケメンとはかけ離れた残念通り越して無念イケメンだ。
今日もずぅっと一緒だよ?っとぬいぐるみ(名前はまだ知らない)に囁きながら登校してるアイツを横目に校舎へ向かう。
電車の中で見たら完全にヤバイ人だし、ヤバイ人だからもう救いようがないなと思う。
残念ながら彼は主人公の隣にいないイケメンとなった。
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