第6話
(男性)「楽しいよ 僕は 君に会いたかったんだ
だから 会えて嬉しいし楽しいよ」
その子は更に泣きだした
(男性)「泣かないで ねっ」
「…」
泣きやまない君を見ていて 僕は 胸が張り裂けそうだった
もう いてもたってもいられないくらいに
僕は そっと手を握りしめた
その子は 僕の手を自分の頬にあて
(女性)「あったかいね 凄くあったかい 離したくないよ」
そう言い 更に泣く
(男性)「傍にいるよ」
(女性)「嘘…」
(男性)「嘘じゃないよ 僕は…僕は…」
「…」
(女性)「ごめんね 無理言ってごめん…」
そう言って 足早にあの子は去って行った
僕は どうしたら良いか分からず佇んだまま
そして トボトボとタクシー乗り場に足を運び家まで帰った
家に帰り 名前すら聞けなかった自分に悔やんだ
あー とことん馬鹿だよなぁー
又 会えるかなぁー
そう思いながら床についた
[次の日の朝]
「コケコッコー」
「チュンチュン」
鳥達の鳴き声で 休みだと言うのに早く目覚めた
今日は良い天気だ
よし ドライブにでも行こか
車も乗ってやらないとな
♪フンフフン♪ あー快適だ
朝早いと道もスイスイだ
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