第7話

少し走り出して僕は 突然深夜の事を思い出した

あの子は いったい何してるんだろう


そう思ったら僕は あの駅まで車走らせた

あの子を思い出すと痛い胸


深夜 あの子が走り出した近くまで来て 見覚えのある細い女の子が見えた


あっ あの子だ!


僕は 軽くクラクションを鳴らした


君は ふと顔をあげた。


やっぱりあの子だ!


(女性)「おはようございます 今日は 車でお出掛けですか?」


(男性)「君に 君に会いたくて」

僕がそう言うと 又その子は泣いてしまった


(女性)「私もです 貴方に 貴方にどうしても会いたくて」


(男性)「お出かけではないのですか?」


(女性)「ええ 違います 貴方に会えたらいいなぁーと思い あの場所に行こうとしてました」


(男性)「今日は 仕事は?」


(女性)「休みです」


(男性)「じゃあ 良かったら乗りませんか?」


(女性)「本当にですか?」


(男性)「うん」


助手席に座り やっとその子は泣きやんだ



(男性)「まさか 又 会えるとは思わなかった なんか夜ごめんね」


(女性)「貴方は 何も悪くないですよ」


(男性)「でも 泣いてたのに それなのに何も出来なくて」

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