第2話
優しくて可愛い子だったなぁー 又会えたらいいなぁーとか一人ニヤけて僕は家に帰った
次の日も又次の日も僕は残業が有りその子には会えなかった
というよりその子も毎日同じ電車に乗らないか…とか考えながら一日一日過ぎていた
数日後 会社はかなり忙しく僕は疲れた
あの時ふと笑ったあの子の顔を思い出し 僕はあの子が降りたあの駅で何故か降りてしまった
クタクタで早く帰って寝たいのに 何故降りたのか自分でも分からない
降りて缶コーヒーを二本買い この前あの子と話した待合室に僕は入った
そして 僕は自分の目を疑った
端っ子に座っている子あの子じゃないか!
僕はおそるおそる聞いてみた
(男性)「あのー」
本を読んでたその子は驚き顔を上げた
(女性)「あ 今晩は」
(男性)「覚えていてくれたのですか?」
(女性)「ええ 覚えていますよ」
(男性)「こんな遅い時間に こんなところで何やってるのですか?」
(女性)「本読んでますけど」
(男性)「いやぁー 普通読まないでしょ? 遅い時間に女の子が一人危ないよ」
(女性)「待っていました」
(男性)「待ってたって誰を? あっ彼氏か ハハッ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます