第18話
普通科 2-B
「真綾、ごみ捨て行ってきて~。」
「はーい。」
本日、掃除当番。
私はごみ箱を持って、校舎裏のごみ置き場まで行った。
ごみを袋に入れて、指定の場所に置いた。
まさにその瞬間、ごみ置き場横の校舎の窓ががらっと大きな音を立てて開いたのだ。
何事!?と慌てながら見ると、窓枠に片足を置いて今まさに飛び降りますって格好のヒイロがいた。
私を見ることなく、窓からふわりと軽やかに地面に飛び降りた。
そして、片膝をついて、見事に着地した。
私に気付くと、何も言わずに私の腕を鷲掴み、ごみ置き場横の小さい倉庫に引きずり入れた。
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