第3話 イェメネテ線テケデノベベ

惑星ネヘンの中心国家テーケェーの王都はテーケェーの名を冠し、王都各所に設けられた30箇所の円環状のイェメネテ線ポータルと繋がる。

すなわち、テーケェー、ケンデ、エケヘベレ、エケチェメチェ、エエネ、エゲエセデネ、ネッペレ、ネセネッペレ、テベテ、ケメゲメ、セゲメ、エエツェケ、エケベケレ、メゼレ、テケデノベベ、センエエケベ、センジェケ、イェイェゲ、ヘレジェケ、セベイェ、エベセ、メゲレ、ゲテンデ、エエセケ、セネゲウェ、テケネウェ・ゲートウェイ、テメチェ、ヘメメッチェー、シェンベセ、イェーレケチェー。


さて、ようやく名が挙がったテケデノベベがこの物語の舞台である。

このテケデノベベはセンジェケ自治区に属し、南北をケンデ川に分断され、地名の由来となったテケデノベベ決戦場は隣のウェセデ町にあるという何かと他の地区の干渉甚だしい土地ではあるが、住むには良い所である。駅前にドンキあるし。


このテケデノベベ、昼間はウェセデ大学の学生街と化し、夜はサラリーマンの胃袋を満たすセケエ通りがある。

駅(イェメネテ線ポータル)に隣接した巨大な箱はテケデノベベ唯一の娯楽商業施設であり、心の拠り所である。

余談だが、テケデノベベに本店を構え都内に複数展開しているツケ麺ヤスベエはテケデノベベ決闘で名を挙げたアコー浪士タケツネ・ホリベこと喧嘩師ヤスベエに由来するとされる。


物語は、ここテケデノベベに住むアンドロクタシアでありグラディエイターである「ヒナタ」の日常から始まる。

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テケデノベベ奇譚 雪下淡花 @u3game

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