第11話
「ああ、女みたいな名前の3人組ですね」
「そうそう、確か…
全員女の子みたいな名前をしているけれど、全員れっきとした男子。
それも、親が超お金持ちで超権力者の七光り達だ。
「ええ。よく知っていますね。パーティーで会ったことがおありですか?」
「んー、顔見たらわかるかもだけど記憶にはないかな。灰田がその3人の話をよくクラスでしてるのよね」
灰田はその3人に敵対心があるのか知らないけれど、よく愚痴を大声で溢している。
あいつらはただの七光りだ
俺の家の方が凄い
3人で群れることしかできない能無し
とかなんとか言っているけれど、いい加減に自分が1番能無しなことを理解するべきだと思う。
「灰田陸がですか。可哀想ですね。おそらく彼はこちらの3人に認知すらされていないでしょう」
お疲れ様だね灰田
君の一方的な片思いだったみたいよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます