第4話
「ゲホッ…‼︎ゲホッオエッ、」
「うわ、きったねぇなテメェ!!」
「すびばせんっ、ゲホッ、」
生理的な涙と鼻水とバケツの水で顔面がぐしゃぐしゃになった家畜の体を思いっきり神が押して家畜がドバーッと勢いよく倒れ込んだ。
その家畜をゴミでも見るかのような目で見るクラスの奴ら
「オイ、お前」
「ひっ、はっはいっ」
調教師になりきっている神が、別の家畜に声をかけた。
ああ、庇ってもらった子ね
「コイツ、お前が俺のこと嫌がってるとかなんとかほざいてたけど。嫌がってねえよなあ?」
机をガンッと蹴りながら怯える家畜、それも女の子に詰め寄る神は見ていて気分のいいものではない。
そして、これから起こるであろうことを察した私はハァと大きくため息をついて静かに目を瞑った。
「い、嫌なんかじゃない…ですっ、」
絶対王政ってこういうことだよね。
泣きそうな声しちゃって
「だよなぁ?じゃあよー、このクソ生意気な家畜に思い知らせてやんねえとな?つけあがってんじゃねえよって」
ちなみに今日の家畜くんは歯向かった相手が悪すぎだ。
うちのクラスの神の中でも1番厄介な男に歯向かってしまったらしい。
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