第3話

「はいごー、よーん、さーーーん」



「……!!?!」



因みに、現在私の教室で行われているのは神曰く家畜への調教らしい。



どうも、水責めされている家畜が別の家畜を庇って神に逆らったらしい。



バカだなあ

そんなことしたら自分がどうなるかなんて想像つくだろうに



ここの学園でうまく生き延びるには、しっかりと上手に頭を使わないといけないと思う




かく言う私は、ちょっとワケアリの平民

なにがワケアリなのかはまた追々



赤いブレザーに身を包んで、少し長い前髪に黒ぶちメガネをして地味にひっそりと暮らしている。




神は神同士で仲がいいのかと思いきや案外そうではなく、派閥というものが存在する。



例えば神Aに尻尾を振っていれば敵対する神Bからは嫌がらせを受ける対象になるということだ。



だから1番いいのはどの派閥にも入らずに、誰の目にもうつらないこと。




私はこの学園を卒業さえできればそれでいいんだから、できるだけひっそりと荒波立てずに暮らしたいってわけだ。




だから変な正義を掲げて庇いあっちゃう奴らの気なんて知ったこっちゃない。勝手にやってろって感じ

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