第5話 ◇魔蟲と青年◇①
翌日、僕は教皇様の行動の目的を一つ目の当たりにする。
「おい、聞いたかよ! 規律を破った子供が死んだらしいぞ!」
そう僕らに言ったのは、朝食をとってテーブルにやってきたヒイラギだった。
サナもマコトも突然飛び込んできた嫌な話に顔を顰める。
「何よそれ。朝から最悪な話しないでよね」
「でも聞いてくれよ。ただ魔蟲にやられたとかってわけじゃなく、規律を破って神の罰を受けたって言う話らしいんだよ」
「神の罰……?」
空想のような話にマコトは訝しむようにヒイラギに尋ねた。
神の罰は教えの中ではよく言われるが、それは事実ではない戒めのようなものだと言うのが皆の中の共通認識だった。
しかしそれによって死んだと言うからには、何かしらの根拠があってのことだろう。
ヒイラギは内緒話をするように顔をテーブルに突き出して小声で言う。
「神の愛に報いることができなかった子供が最後のチャンスとして魔蟲の巣に行く話は知ってるだろ?」
「それくらい知ってるわ。神様のお恵みの一つだわ」
「この前それにいった子供がいるらしいんだけど、その子供がぼろぼろになって帰ってきたらしいんだ」
「ぼろぼろに?」
「そう、なんでも全身あざだらけで、羽根は半分近く無くなっていたらしい」
話の途中で思わず僕は体を震わせて椅子をガタリと鳴らした。
さっと三人がこちらを見るので、僕は目を泳がせる。
「ご、ごめん……。なんでもない」
これは確実にこの前の話だ。
あの恐ろしい出来事が神の罰としてみんなに噂されている。
ヒイラギは話を続けた。
「噂によるとその原因は魔蟲の巣にある食べ物を口にしたかららしい」
「確かに地底のものを口にするのは教えで禁じられてるけど……」
「でも巣に行く時は十分な食料を持たせてもらえるんでしょう? なんで地底のものなんて口にするのよ」
「そりゃあ、分かんないけどさ……。でも噂ではそう言うことだって」
「ふーん」
「それはどこから出てきた話なんだ?」
はっきりしないヒイラギの答えに、あまり納得がいかない様子のサナ。
さらに真相を確かめようとマコトが質問を重ねた。
ヒイラギはサナの冷たい視線から逃げるようにマコトに顔を向ける。
「一昨日だかに教皇様が子供を抱いて教会に入ってくのを見た奴がいるらしいんだ。で、そいつが教皇様に話を聞いたらそういうことだって」
「なるほど。教皇様が仰るならそうなんだろうな……」
「バカな話よね。せっかく神様にチャンスをもらえたのに、それを棒に振るなんて」
「やっぱり教会の教えは破っちゃダメだな。俺は絶対に神様も教皇様も裏切らないからな!」
「そりゃそうだよ。神様は絶対だし、そのお言葉を伝えてくださる教皇様がいかにありがたいか」
「でも、教皇様でも教えを破った子供は救えないんだな……」
「仕方ないでしょ……。神様に罰を受けたんだもの」
「それでも救おうとしてくださる教皇様はお優しい方だよ。教会に連れていったってことは子供のために祈りを捧げたってことだろ?」
心に痛みを覚えたように鎮痛な面持ちを浮かべる三人。
三人は誰ともなく手を合わせ、祈りを捧げた。
それを僕は見ているだけで。
見ていられなくて顔を伏せた。
何が神の罰か。何が教皇様はお優しいか。
子供はその教皇様に傷つけられ、そして殺された。
僕だけが知るその事実は僕の心をぎりりと締め付けた。
「僕らは力を合わせて頑張ろう!」
いつの間にか祈りを終えたマコトが僕らに向けて声をかけた。
ヒイラギとサナもそれに応える。
「あぁ! 神様のために戦うぜ!」
「私たちなら出来るわよ。絶対にね」
「トウマも、頼りにしてるぞ!」
突然話を振られ、僕はどもってしまう。
「え、あぁ? うん、そう、だね……」
「はぁ〜。あんた話聞いてた?」
「まぁまぁ。トウマも子供が死んだって話で悲しいんだよ」
「確かに悲しいけどさ、俺たちは俺たちで神様のために頑張ろうぜ!」
三人はいつも優しい。
サナは言葉はきついがいつも物事をちゃんと見ている。
ヒイラギは能天気に、しかしいつも明るく盛り上げる。
マコトは三人のバランスを見て言葉を選び、みんなを褒めてくれる。
いつも助けられてばかりだ。
その三人が、騙されているという事実が許せない。
神様の言葉として教皇様が何をしようとしているのか、僕にはわからない。
この三人がその言葉を信じているのなら、僕はどうするべきだろうか。
この三人ならば、僕の話を信じてくれるだろうか。
「あのっ……」
僕は言葉を紡ぎかけて、止める。
ある言葉が脳裏に浮かぶ。
『何も言わない方がいい。お前は何も見ていない、そう言うことにしておけ』
『神はいつでも其方を見ておられるぞ』
二つの言葉が僕を踏みとどまらせる。
もしこの三人が僕の見たことを知ってしまったらどうなるだろうか。
あの子供のように、教皇様に殺されてしまうのではないかーー。
僕は開いた口を閉じて奥歯をぎりっと噛み締めた。
「トウマ、どうしたんだ?」
マコトが言葉の続きを促すように手のひらを差し出す。
僕はその手からは目を逸らして。
「ごめん、なんでもない。皆で頑張ろうね……!」
一瞬不思議そうに顔を傾げたマコトだったが、笑顔で頷いた。
ヒイラギとサナも満足げだ。
ーーこれでいい。
この三人には何も伝えなくていいのだ。
今のままであれば、三人は魔蟲の巣へ行かされることはないのだから。
しかし僕の淡い期待は直ぐに打ち砕かれる。
講義が終わり、移動の中でマコトと二人きりになった瞬間だった。
「トウマ、昨日教皇様と何話した?」
「いや、特には何も……。このまま愛に報いていきなさいって言われたくらいだよ……」
出し抜けなマコトの言葉にぎくりと身が強張った。
言葉は喉を突っかかりながらなんとか外に出てくる。
そうか、とマコトは呟いて顔を寄せてきた。
内緒話をしようと言うことらしい。
「これはヒイラギとサナにはまだ内緒にしておいた方がいいと思うんだが、実は俺も昨日の面談で騎士団に入らないかって言われたんだ」
「騎士団……?」
聞いたことのないーー言葉としては知っているが、そう言う組織があると言うことは聞いたことがないーーものだった。
騎士団というのも気になるが、もう一つ。俺も、というのはどういう意味だろうか。
「トウマは誘われてないのか?」
「初耳だよ……」
「そうなのか。すっかりトウマもメンバーに選ばれてるもんだと思ってた」
マコトの口ぶりは嫌味ではなく、純粋に予想外というふうだった。
言ってしまったものは仕方がないと、マコトは説明する。
「教皇様直々に新しく作る組織らしいんだ。成績優秀な子供を集めて、積極的に
マコトは真剣な、それでも嬉しそうな気持ちが隠しきれていない表情で。
「今までは危険だからって大魔穴は避けられてきてたからな。でも教皇様が神託を受けたらしくてさ。これは世界を変えるかもしれない一大計画なんだってよ! まさか俺がその最初の構成メンバーに選ばれるなんてな……。まだ信じられないよ……。まさかトウマが選ばれてないとは思わなかったけどさ、でもいずれ絶対に選ばれるよ。トウマは俺よりもすごい奴なんだからさ!」
マコトは途中から小声で話すのも忘れ、酔いしれたように一人語る。
しかし僕から反応がないのに気づくと目をパチクリとさせて僕を見た。
「トウマ? どうした?」
「……メだ」
「え、なんか言ったか?」
「ダメだ……!」
いきなりの大声に驚いてマコトは仰け反る。
そして体を戻すと、ムッとしたように眉間に皺を寄せて僕に相対した。
「なんだよ、お前なら喜んでくれると思ったのに」
「あっ、いや、その……」
「それともなんだ、あれか? やっぱりお前も選ばれたかったんだろ? お前も教皇様に誘われたかったんだろ」
「それは違う……!」
「じゃあなんだよ! 俺が選ばれたのがそんなに気に食わないのかよ!」
「そういうことじゃな……っ!」
これ以上は言えないと、途中で言葉を切る。
このまま言い合いを続けていてはいつか本当のことを言ってしまいそうだ。
しかし本当のことを言わずにマコトに騎士団に入るなというのもおかしな話。
どうしていいか分からず、僕は言葉に詰まった。
僕の言いかけた言葉を待つかのようにマコトは黙っていた。
その沈黙が僕には痛かった。
気づけばまばらにいた人の視線を集めている。
ここではもう何も話すことはできないだろう。
マコトもそう思ったのか、会話を切り上げる。
「お前はいつもそうだ。自分のことは何も言わずに黙ってるだけ。そんなだから教皇様にも選ばれないんだろ」
「…………」
「……。先行くわ」
ふいと僕から視線を外し、マコトは歩き去る。
その場に残された僕はただじっと床を見ていた。
遅れて訓練場にやってきた僕を、ヒイラギとサナは遅いぞと冗談混じりに怒りながら迎えた。
ごめん、とぎこちなく返すと二人は訓練に戻る。
マコトはちらっとこちらを見ただけで、すぐに自分の訓練に戻った。
その日の訓練は散々だった。
マコトと僕の間のコミュニケーションはどこか歪で、普段通りの連携ができない。
特に僕の反応が遅れ、他の人にぶつかってしまった。
何度かぶつかったところでサナの堪忍袋の緒が切れた。
「アンタなんなの!? いい加減にしてよ。こんなんじゃ意味ないわ」
「ごめん……」
「トウマ、あんたに何があったのか知らないけどね、私たちに迷惑かけないでよね!」
「まぁ落ち着けよ、サナ。何があったんだ、トウマ」
「それは……」
口籠る僕に、サナはさらに呆れたようにため息をつき、ヒイラギも困ったように眉を下げた。
どうしていいか分からなくなったヒイラギはマコトに助けを求めるが。
「なぁマコト、今日のトウマなんか変だよなぁ」
「……そうか? 分からん」
離れたところからぶっきらぼうにマコトは応え、近づこうとさえしなかった。
マコトのそっけない態度にヒイラギも面食らったようだった。
その態度がサナの怒りに油を注いだか。
「アンタもアンタよ! 何よその態度。アンタたちが何も言わないから黙ってたけど、見てればアンタとトウマの間で何かあったことくらいわかるっつーの!」
「お前には関係ないだろ」
なおもそっけないマコトにサナは怒り心頭で、訓練場にいる人全員が思わずこちらを見るほどだった。
「……関係ないって何よ! だったらもっとちゃんとやりなさいよ! 訓練中の指示だっていつもより少ないし、アンタの動きも悪かったじゃない! 気にされたくなかったら訓練に持ち込むな!」
「……っ! うるさいな! だったら俺の指示なしでも動けるほど強くなってから文句言えよ! お前らは俺の指示がなきゃ何もできないんだから黙って従ってろ!!」
「んなっ……! アンタ言ったわね……!!」
「おっ、おい! サナ、やめろって!」
サナは完全に頭に血が上ったようで、今にもマコトに殴りかかりそうだった。
それをヒイラギは必死に抑えて、もうどうしたらいいのか分からないという風で。
マコトも言い過ぎだと思ったのだろう、バツの悪い顔をしている。
あまりに収集つかなそうな事態に周りの人がざわめき出したころ。
「お前ら何騒いでるんだ!」
通りかかった先生が個別に話を聞くということでその場は収まった。
先生との面談が終わって廊下に出ると、ヒイラギとサナだけが待っていた。
マコトは最初に先生と話して、とっくにどこかへいってしまったようだ。
なぁ、とヒイラギが切り出す。
「やっぱりマコトにとって俺たちって足手纏いなのかな」
いつも明るいヒイラギも、その言葉には悲しさが見えた。
やはりマコトの言葉が重くのしかかっているのだろう。
他に人のいない廊下はしんと静まり返っている。
「そうなんじゃないの。あいつがそう言ったんだから」
「……っ! そう、だよな」
「だからって私は自分が弱いとは思わないわ。確かにアイツは頭も良くて作戦とか考えられるけど、私には私の強さがある。アイツは、それがわかっててチームを組んでると思ってたのに……!」
悔しさを滲ませてサナが壁を殴った。
確かにマコトに比べて自分達は弱いと自覚していて、それでも自分なりの強さを見つけて鍛えてきた。つもりだった。
サナはその自負があるからこそマコトの言葉が信じられなくもあり、心に刺さりもしているようだった。
沈黙が廊下を抜けていく。
そしてヒイラギが口を開いた。
「噂で聞いたんだけどさ……」
「また噂? アンタ噂好きね。それって今話さないといけないことなの?」
「これは本当に噂も噂というか、確定してる話じゃ全くないしマコトには関係ないのかもしれないんだけど……」
「はっきりしないわね。とっとと言いなさいよ」
「騎士団にマコトは誘われてるんじゃないかな……」
目を見開いて僕はヒイラギを見た。
どうしてそのことを知っているのだろう。
マコトは内緒にしておくと言っていたし、僕も当然話していない。
本当に噂話で聞いたことなのだろう。
全く耳にしたことがないであろうサナが疑問を呈する。
「騎士団? 何よそれ」
「なんか教皇様が新しく作る組織なんだって。
「ふーん、大魔穴をねぇ。それにマコトが誘われたってこと?」
「誘われたって聞いたわけじゃないよ! 噂だとそれは優秀な人に声がかけられてるって言われてて、マコトは昨日教皇様に呼ばれてただろ? だからもしかしてって……」
「それならトウマに聞けばいいじゃない。アンタも昨日教皇様に呼ばれてたでしょ?」
「トウマも誘われたのか?」
二人の視線が一気に僕に集中する。
目を泳がせて、なんとか言い訳を考えるが、何も思いつかなかった。
ここまでのことを知っていて、二人に詰められたら知らないでは納得しないような気がした。
僕は一昨日のことは伏せ、今日のトウマとのことを簡単に話すことにする。
「僕は、誘われてない……。けど、トウマは」
「誘われたってわけね」
「うん……」
「なるほどね。それでアイツ今日はあんなに調子に乗ってたのね」
「調子に乗ってたって」
「そうでしょ。普段のアイツならあんな自分最強みたいなこと言わないでしょ」
「それは、俺もそう思うけど」
「それに正直な話、私たちのチーム最強はトウマだと思ってたでしょ? それでトウマが選ばれてないのに自分が選ばれたからって勢いづいちゃったのよ」
「……それは、どうか分かんないけど」
「いや、俺もトウマが選ばれてないってのは驚きだな。マコトももちろん選ばれる実力があると思ってるけど」
「まぁアンタは強いだけで卑屈だからね。教皇様が気に入らなかったんじゃない?」
「そんなことで教皇様が好き嫌いするとは思えないけどなぁ……」
二人の会話を聞きながら、僕は内心驚いていた。
マコトと騎士団のことを聞いた二人はむしろ納得して安心したように見える。
先ほどまでの重苦しい雰囲気は無くなっていた。
「だとしたら、やっぱり悔しいわね」
サナは今度は明るい顔で、悔しさを表向きに表現する。
「私たちの中でアイツだけ選ばれて、アイツに下に見られるなんてちょっと癪じゃない?」
「そりゃちょっとはそう思うけど、だからって何さ」
「私にアイツを見返すいい案があるんだけど」
そう言ってサナは僕とヒイラギと肩を組んで寄せた。
イタズラな笑みを浮かべて、僕らにだけ聞こえる声で。
「私たちだけで大魔穴に行って、魔蟲を倒してくるのよ」
「はぁっ!?」
「バカヒイラギ。声がでかい…!」
「ごめん……。でも俺らだけでってそんなの出来るのか?」
「私たちだって十分魔蟲倒せるくらいには強いわよ。いつもはチームで動いてて、マコトの作戦が一番確実だったからそれに従ってただけで」
「それってつまりマコトなしじゃ危ないってことなんじゃ」
「うるさい!」
「本当のことを言っただけだろぉ」
「私だってね、ただマコトのいうこと聞いてただけじゃないんだから。マコトの次に座学ができるの誰だと思ってるの?」
「トウマ……」
「あ?」
「いや、サナ」
サナとヒイラギがやりとりするのを僕は黙って聞いていた。会話のテンポが早くて口を挟むタイミングがない。そして、僕が話さなくても会話が成立している。
ヒイラギはサナに睨まれて意見を変えたが、事実としてマコトの次に座学ができるのは僕だった。
とは言え今重要なのはそこではない。
「私も作戦とか考えてみたりしてたのよ。だからいけるわ」
「どこからその自信が……いや、なんでもないです」
無言の圧がヒイラギを襲う。
サナの圧から逃げるようにヒイラギは別の問題を指摘する。
「作戦はいいとしても、どうやって大魔穴に行くんだよ。遺跡なんて行ったことないし、そもそも教えで近づくなって言われてるんだぜ?」
「遺跡には近づかないようにとは言われてるけど禁止されてるわけじゃないわ。実際最後のチャンスで行くこともあるんだし。大魔穴の中のものを口にしなければ教えは破ったことにならないわ」
「そうかなぁ……」
「それにね、遺跡に詳しい人を私知ってるのよね」
「誰だよ」
聞かれて、サナは僕を見た。
その視線を追うようにしてヒイラギも僕を見た。
「アンタよく遺跡行ってるでしょ。私知ってるんだから」
「え、それは……」
「マジかよ。だから自由時間によくいなくなってたのか!」
「……うん」
「アンタ大魔穴の中行ったことある?」
「……あるよ」
「よしじゃあ決まりね。アンタに案内してもらって大魔穴に行く。それで魔蟲を倒して帰ってくる」
「いやっ……」
「決行は明日の自由時間に入ったら。聖域の裏門集合ね」
有無を言わさぬ勢いで決定し、サナは風のように去っていった。
残されたヒイラギは少し不安げではあったが、それでもワクワクが勝っているようで、頑張ろうなと言って行ってしまった。
どうしようと思いながら、二人の圧に逆らえるほど僕は強くない。
大魔穴は間違いなく危険だ。
だが二人なら倒せるかは置いておいて、逃げられはするだろう。
少し様子を見て満足したら帰る。
そう心に決めて僕も部屋に戻った。
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