第28話 セリアVSデスコーン②
現状の僕がデスコーンを相手に時間を稼ぐには一つしかありません。
それは...!
(とにかく奴の攻撃を回避しまくること!)
これに尽きます!
一撃でも貰えば紙装甲の僕では奴の攻撃を貰えば一貫の終わり。
そうならないように立ち回ることが重要なのです。
(とは言っても、装備品は序盤で集められる物では最高峰の回避率を誇るもので揃えたし、後はプレイヤースキルの問題だけ)
そう、今の僕は序盤にしては中盤以降の装備品も手にしているのでかなりの回避率を誇っています
レベルもチュートリアル時点では到達できないところまで上げているのでこれなら多少の無茶はできます。
奴の凄まじい攻撃を紙一重で躱しつつ攻撃を的確に当てていきます。
「くそっ! ちょこざいな!」
奴も僕の動きが上手く捉えられなくてイライラしているのが分かります。
(素早さだけなら僕のほうが上かも!)
素早さだけをとにかく上げる装備構成とスキル構成にしているのでレベル差があっても脳筋のデスコーンに対応ができている気がします。
しかし、純粋な戦士タイプのデスコーンの防御力を突破するのは流石に...厳しい...。
渾身の一撃でクリティカルヒットしてもダメージはたかが知れています。
(硬すぎる! これじゃあ100発くらい攻撃を入れないと倒せないかも)
100回クリティカルヒットを当てるまでに一撃もダメージを貰わないプレイをするのは相当な達人でもないと集中力が持ちません!
案の定、流石の僕でもそれだけの攻撃を当てられるわけもなく、奴の一撃を貰ってしまうのでした。
死してモブAとして転生したので死亡が確定している勇者が大好きだけど序盤で脱落する推しの子が最後まで生き残れるように裏で画策し絶対に推しの子を死なせるというシステムに対して僕の努力が報われますように カイト @honoo1
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