第27話 セリアVSデスコーン
「...くっ!」
(まだオル爺も勇者メルもこの場に来てないぞ!)
焦る僕に対して冷静に答えるデスコーン。
「ほう、俺の名を知っているのか小娘。ならば俺の恐ろしさも知っているのだろうな?」
「...まあね」
少しでも時間稼ぎのために話を長引かせようとするが、やはり奴の目的は...!
「今回は勇者メルを殺害すれば良しと思っていたのだが、お前の後ろにいる精霊術の使い手から術を奪うことにしよう。これは思わぬ副産物だった。礼を言うぞ小娘よ」
(...僕が傷を受けたせいか? フラグが変わったのかも知れないがこれは...まずい!)
僕1人ではですコーンに太刀打ちできない。
あくまでもメルとのコンビネーション前提の策略をしているので1人では戦線を維持できいのだ。
「なんて...弱音を吐いてる場合じゃない!」
僕は剣を構えるとデスコーンに刃を向ける!
「ほぉ? 早いな小娘」
僕の剣線が奴の腕に傷を負わせた!
「...いける!」
確かに奴は強いが多少ならば今のレベルでも時間稼ぎくらいならできるかも知れないと思い込むことで戦闘を有利に進めようとするのでした。
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