第26話 村襲撃イベント
「火事だぁ!!!」
と言う言葉と共にあのイベントが始まった事を瞬時に理解した僕はマフユの手を取る!
「えっ!? セリア!?」
「逃げるよ! マフユ!」
「メルはどうする気なの!?」
勇者メルならきっと大丈夫だ。
仮にデスコーンを相手にしても大丈夫なように鉄シリーズの装備品で身を固めた勇者メルならば何度攻撃を受けても簡単には倒れないと何度もダメージ計算はしてある。
「大丈夫! 私たちのメルがそう簡単にやられるはずがない!」
僕はそう言いながら群がってくる魔物を蹴散らす!
「ま...魔物!?」
驚きの声を上げるマフユを僕は守る!
「【紅蓮の刃】!!!」
炎を纏った剣の一撃は雑魚的ならば瞬殺して見せる!
僕の一撃を見たマフユは静かに「すごい...!」と言葉を漏らした。
(絶対にマフユだけは守ってみせる!)
そう心に誓った時だった!
「危ない! セリア!」
後方から飛んできた弓矢によって足を負傷してしまう僕!
「くっ! しまった!」
機動力がなければ僕なんてただ柔いだけの雑魚です。
すぐさま薬草を使って回復しようとした時でした。
「待って! 私が治してあげる!」
とお得意の精霊術を使って僕の傷を治した瞬間!
「...ほぉ! こんな所に精霊術師の使い手が生き残っていたとはな」
その鈍い声質に僕は思わず振り返る!
「デスコーン!!!」
そう! マフユのすぐ近くにデスコーンがもう迫ってきているのでした。
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