多幸感によく似た鬱
重い瞼を開ける。
何だろう、何か、何かが足りない。
いつも私には何かが欠けている。
満たされない。
憂鬱だ。
憂鬱だとしても、それは休む理由にならないから仕方なく制服に腕を通す。
スカートを折って、コートをきて。
てくてくと15分くらい歩くと駅に着く。
電車に乗る。
学校までの道を大して仲良くない友達とどうでもいい会話をしながら進んでいく。
いつも通り授業を受け、家に帰り、ダラダラして、。
何変哲もない日常に嫌気がさしてきた。
鬱々とした気持ちになる。
なんだかつまらない。
でもなぜか幸せを感じる。
どうしてだろう。
わからない。
とりあえず、眠りにつくことにした。
明日になればきっと忘れているはずだ。
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