君は、僕の家に遊びにきた。ちょうど彼女が料理を作っていた時だった。始めまして、彼の友達の恭子です　と、笑いながら挨拶した肉じゃがですか？　ええ　と、彼女はつぶやいた。急に来ちゃってごめんなさい　いいのよいつも二人だけだから、たまにはお客さんも交えて食事もいいんじゃない？　と、彼女は無表情で、淡々と言った。僕らは三人で、テーブルに座り、肉じゃがをたべた。そういえ彼女さんどして彼と出会ったんですか？　一緒の高校の同級生だったの　じゃあ高校生の時からのお付き合いなんですか？　ちがうの彼とは友達関係だったの、それで、お互い専門学校と、大学とでいったん離れたんだけど彼の方が付き合ってくれって言ってそれからそうなんですか　貴方はどうしてこの人と知り合ったの　僕はこう言った。会社の仕事で恭子ちゃんのお父さんがやってる会社と接待があって、社長のお父さんに僕が気に入られて、それでうちの娘ですと紹介されたんだ、それからゴルフとか行く時とかに一緒に付いて来たりして、仲良くなったんだ、恭子ちゃんゴルフうまいんだよ！　あらそう、社長令嬢なんだ　と、彼女はすこし笑っていた。肉じゃがを食べ終わって、皆んなでTVをみていた。そうすると知らない間に時間が経っていた。あっ私帰らないと　君はそういってハンドバッグを抱えて帰ろうとした。すると彼女が、時間も時間だし貴方恭子ちゃん送ってあげて　と、言った。分かった、じゃあ家まで送るよ　そうして君を車に乗せて君の家まで送った。家に着いたら　いい人ね　と少し微笑んでいた。　