第13話 追憶の奥

一つの、記憶が、私を舐った。
















『つまらんなぁ…』


保健室のベットで横たわる私。


「別に体調不良じゃないなら、早く部活に戻って」


冷たい。


『ツバキにはわからないでしょ?陸上部のキツさが』


「うん、帰宅部だし…」


課題をやりながら、私に淡々と冷たく接する彼女の名前は『須々木椿(ススキツバキ)』という。


大きく身体的特徴を挙げるなら、前髪のせいで目が見えていない。本人は見えているのか?


『あと1時間だけ寝かせて?』


「やだ」


『むすー』


「殴るよ」


『武力行使!?』


すっと立ち、こちらに拳を見せつけるツバキ。

痛いのは嫌なので。


『仕方ないな…でもさ』


「?」










『結局、毎日ちょっとでも入れてくれるの、嬉しい』






「まぁ、保健委員だから」


『じゃねー』



そう言い残し、課題を進める彼女に手を振る。





『外周あと何周残ってたっけな…』

















『直線上の点Oを右向きの初速度5.0[m/s]でスタートした物体が、 左向きの加速度2.5[m/s²]で運動している。この物体が、最も右 に進んだときのスタートからの移動距離は、いくらか』




『わかるか殺すぞ』


バカみたいな自問自答。







「結局、毎日ちょっとでも入れてくれるの、嬉しい」







彼女は、笑ってた。


笑ってた。


私に、笑顔で。


この気持ちは。


最近気づいた。


気づいてしまった。


『好き…なんだ』


彼女を見るたび胸が痛い。


感情が高ぶる。


思い通りに言葉が出ない。


頭がくらくらする。


思うように息ができない。



これを、恋と言わず何と言う?

これを、『愛している』と言わず何と言う?


『…バカ、だな』


相手は女だ。そして、私も女。


叶わぬ恋…かもしれない。

この国、日本では同性婚だって認められてない。



いや…気が早いな、それは。


『好き、好き好き好き好き好き好き』


発情期の動物のように、愛の言葉を連呼する。


愛してやまないこの気持ちが、体の中心から噴水のように湧き出てくる。





病気だ。


でも好き。


どうかしてる。


でも好き。


バカみたい。



でも好き。


大好き。







好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き






好き!










大好き!






心の底から!






あなた以外いらない!






たとえ世界が終わっても!






大好き…。






あなたを、好きになって、良かった。












次の日、いつものようにわたしは保健室にいた。



今日もいつものように○○○○○はサボりに来た。



『…誰か来た』


足音がする。


「まじぃ?顧問だったらやだな」


彼女はベットの上で隠れるためか、布団を鼻の上まで被る。


「失礼しまーす、○○○○○さんいます?」



保健室のドアが開く。

誰だよ、この、男。彼女の名前を、気安く呼んで。



「あー、いるよー、サボってる」


「顧問、怒ってたよ」


「だいじょーぶ、どーせ私強いし大会出れるでしょ」


「否定できないんよなぁ…」





「じゃあ、ね。もうちょいサボる。…部活終わったら、二人でカラオケ行こ?」




「いいけど…でも○○、カラオケ、米沢賢治しか歌わないじゃん」


「いいじゃん!いい曲しかないし」





???

 






「じゃ、行くね」


「待って!」


「どしたの?」




「おんぶして持ってって」




?????




「えぇ…保健委員の人もいるし」




「じゃないと彼氏失格ね!」


「えぇ…」











????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????




なんで?




彼氏失格?




あいつは彼氏?




2人でカラオケ行く仲?




おんぶ?




え?




わたしは?




私のことは?




捨てられた?




捨ててない?








…何も、思われて、ない?




やだ。




やだよ。




やだやだ。




初恋なのに。




『ツバキー』




私のどこがいけなかった?




『ツバキー?』




私の最大限のアプローチは?




『つーばーきー?』




…私のこと、何も思われてないんだ。




『ツバキ!』




「はぇっ!?」




『死にそーな顔してたよ…』




「ねぇ」




『どうしたの?』






私は、最低だ。




最悪だ。






…だから。




どんな手を使ってでも、私は奪う。












「少し、屋上に行かない?」
















『なになに?…てか、ここ入れるんだ…』




私と○○は屋上へ。




「ねぇ」




『なに?悩みがあるなら、任せんしゃい!こう見えて、よく「○○に相談して損した」と好評なんだよ』




「あのね」




『いやツッコめよ!普通に傷つくからね!?私でも!』




「私、あなたのことが好き」




『…え』




言った。言ったんだ、私。




「あ…でも、私。彼氏…いるからさ」




『だから?』




「付き合えないなーって」




『私は、あなたが、欲しい』




「だから…」




『私は、‘‘あなた’’、が欲しい』




「なんか…様子おかしいよ?ツバキ」




大好き。




大好き大好き大好き。




あなたが欲しい。




その凛とした美しい顔立ち。




目の周りにある謎のキズ。




優しく活発、気だるげな声。




しなびやかな髪質。












好き。






















体がほしい。




一部でもいい。




その、




























ウデ




















でも













「っっっ!」




いつか一部でも欲しいと携帯していた切れ味の良い果物ナイフ。




彼女の腕に、たしかに刺さった。




深く、深く。




「やめぇ…やめてよぉ」




泣き崩れる彼女。




美しい。






とても。






『私ノこト、好キ?嫌い?』




「…」




『ネぇ』














「だいすきだけど、だいきらい」


















『カわイい』




彼女の首根ッこを強ク掴み、柵ヲ、ケヤブル。




『イつデモ、○○をオトセル』




「…許さない」




好き。




好き。




好キ。




スキ。








『ウデダケ、ヒキチギッテイイ?』




「…やめようよ」




『???』




『クビ、ハナスネ。ウデ、チギレソウダカラ、オトシタライケルンジャナイ?』




「…もう、好きにしろ」
























ブヂヅッ


























『うげぇ、気持ち悪い』



何が最低かって、食事中だよ?


珍しくのグラタンが晩御飯で、デザートに好きなイチゴがあるのに。今日一段と不味いんですけど。


「でしょ?そ~いう目にあってこういう状態なのかぁ、腕ねーのかって納得した」


『赤髪のシャンクスみたいだね』 


「お前ほんとに私のこと心配してる?」


まったくしてないです。


『その人、知ってる人いないのかな?…あと、カイの名前も、わからずじまいだし』


「んね」


グラタンを完食。小学生みたいな感想になるが、



すげぇおいしかった。



『ごちそうさま、ユズキ』


「はーい、美味しかったぁ?」


『うん、ユズキが作るご飯、どれも美味しいから最近太ってきたかも』


「万年ガリでまな板のカナがないない笑」


『うるせーシャンクス』


「そのあだ名やめてくれない?」






「でもあれだよぉ、カナ」


ユズキが私の皿を取りに来る。






「少し肉付いてるほうが私は好み」


『「…」』


流石、ユズキ。といったところか?


『こいつ拾ったの間違いかも』


「ちょ!やめてよぉ!」





こんな日が、もう少し、続いたら。


欲を言うなら、いつまでも。
















ここは、夢の中。




『○○○○○』




『私、だね』


目の前にいるのは、私。


『あなたの、名前は?』




『○○○○○』


ノイズ音声のようなものがかかり、聞こえない。



「お困りのようだね?○○○○○、もとい、土野カイくん?」


『!』



そこにいたのは。







「歓迎しよう。ここは記憶の断片補欠保管所。まぁ忘れ物センター的なものだと思ってくれ」


『あなたは?』








「私の名前は、リオン。ここの管理人をやってる」










『そ、そーすか、帰っていいですか』







「ちょちょちょ!ちょい待ち!もっと私に興味持ってよ!」


『えぇ…』


絡むと絶対めんどい。わかるもん。これが夢なら、早く覚めてカナと喋ってたほうが絶対マシ。


「リオン、だよ!?なんか神々しい見た目してるでしょ!?」


『自分で言う?』


言われてみれば神と遜色ない姿形だが。



「キミに、重要なことを伝えたいんだ」


『!』



謎の力が働き、体が棒になる。


…比喩なし。そのまんま。


「体が、動かなくなったろう?私は、神に近しい存在なんだ。大抵のことは、できる」


抵抗は無理、そして、何か大事なことを伝えようとしてると知り、


『…何を、伝えたいんですか?』


「まず、あの子だ。今田カナ、と言ったかな。彼女のお陰で、キミは記憶を取り戻しつつある」


『それは、私もわかります』




「キミが成仏せず、現実世界にいれる理由は、記憶がないから、そして、『記憶が復活していない』という、現実世界への未練があるから。でも、彼女といることでキミは記憶が戻りつつある。…どうなるか、わかるね?」







『…!』






「キミは今田カナとずっと一緒には、いられない」









分かっている。


いつか、こうなることは。




「じゃあ?どうすれば記憶が完全復活するか?だ。…キミは、あまり気が進まないかもしれないがな。悪く思わないでくれ。これが、僕の、仕事なんだ」



『…』




「キミは、カナと」


『カナ、と…?』









「青春を謳歌しろ」


『???』


ん?











「おわりー!定時だ!今日は早く寝れるぞぉ!」


『え?え?』


何が何だかわからん。


『青春?カナと?どーいうこと?』


「そのまんまだ、何回も言わせないでくれ…。よっしゃうら、冷蔵庫に、ハーゲンダッツ置いといたんだー♪」


リオンはほっ!と急に声を出し、手を伸ばす。彼女の周りに浮いていた何個もの宝石のような物体が凝結し、冷蔵庫が形成される。


「んー、どこだったっけ…」


『あの…どうやって帰ればいいんですか?』


「そのままボーっとしてればいいんじゃない?」


『え?曖昧すぎない?』



神に近しい存在とか言ってたよね?すごい抽象的じゃん。…あと、体も動かないままだし。






「痛っ!」


『?』


「冷蔵庫につき指を…おのれ…」





可哀想。…あれ?おかしいな。神に近しい…?


「あ!これ違う!生み出したのフォークだ!スプーンじゃないぃ!」


あれ?



「なんかすごい溶けてる!そしてこれイチゴじゃない!小豆だぁ!食べれないの、私!嫌いなの!…小豆味のハーゲンダッツってあるの!?」


あれあれ?



「待ってぇ!そんな目で見ないでぇ!」


『あの…リオンさんって…おっちょこ』







「やめなさい」



『んg!』


口を閉じられる。初めてされた。アニメだけだと思ってた、魔法みたいな謎の力で口を閉じられるの。


「私は…おっちょこちょいと言われるのが一番嫌なんだ」


『!!!』



この人…






…バカだ!










「あと、言いたかったことがもう一つ」


『?』


「幽霊も、いずれ衰弱するんだ。衰弱といっても、体が弱るんじゃない」


「人間に戻る、といったほうが正しいかな。…だから、君は、「睡眠」ができるようになったし、「食事」をするようにもなった」













「君も、いつか来る「死」を、今のうちに覚悟するんだ」
















「明日はいよいよ遠足だぁ…チクショウ」


『そんなテンション低い?』


帰り道、カナとふたりきり。


「最近さ、学校に行ってもいいかなーって、思えるようになってきたんだよ、私」


『そう、良かったじゃん』




「でもさ、」


『うん?』


玄関で、くるんと振り返り、彼女はこちらを見る。


「カイといるのが、一番好きで楽しい」



あーあ。



捨てられないよ、こんな人生。



…死んでるけど。



『私も、カナといるのが、一番好き』














『あ…あ、あ…あ?あ。あー。あう。』


手が震える。朝、遠足の班のグループラインを確認しただけなのに。



「(げげたん)ごめん!風邪引いていけない…ほんとごめんm(_ _)m」


「(ミドリ)面目ないわ、私もこじらせてしまったわ。昨日げげたんとポッキーゲームして遊んでただけなのに」



絶対原因それですやん。風邪移ってますやん。…いや私が知らない間にそこまで仲良くなってたの?



『え?私一人?遠足?』


「いーじゃん、バーベキュー独り占め」


ニヤニヤしながらカイが肩を優しく叩く。

おかしいだろ!!!!!



『っと、思ったところで』


バスの中、一人。

みんなはスマホで遊んだり、ペチャクチャ談笑中。


『カイ』


「やっぱプリッツはサラダ味…ん?何?」


こいつ最近色んな食べ物嗜んでやがるな。


『カイって、死ぬ前は、友達いたの?』


「んー、わかんないな。でも、前の記憶からして、彼氏はいたみたいだね」


くそう地味にモテやがって。モテる容姿ではあるもんな。ノリいいし、理系なら、頼りになるし。


「でも、死んでよかったな、って思うよ。カナと会えたからさ」


『ありがと…』




訂正しとこう。


バスの中、二人。










「っしゃー焼くぞおら!」


『まず火起こしからでしょ?』


ちなみに私の悲劇なる状況を考えてか担任の永崎先生が私と同じ座席で見守ってくれている。



あの、『陰キャあるあるランキング堂々第一位』の


『先生といっしょに□□しよーね』みたいなの。


もう慣れっこだが。


「んー、んがー!火ィつかない!このライター壊れてる!火炎放射器ないの!?」


『あるわけあるかぁ!?』


火炎放射器携帯してるのはもうやばいやつでしかない。


「流石に、先生も持って来てないな…家にはあるんだけどね」


『え?家にあるんですか?』


待ってこの先生怖い。





…え?


『なんで、先生「彼女」が視えるんですか』


「…ふふ、やっぱ、「ソレ」、なのね」


先生も、視えるのか。


「なんか、あの子を見ていると、懐かしい気がするの。なんでだろう」


『…どういうことですか?』


カイは、私たちには目もくれず、火起こしを頑張っている。


みんなは、ワイワイガヤガヤ火起こししたり、ふざけ倒したりしている。


「…わからないわ。何か、覚えている、気がするのに」


『…そう、ですか』


まぁ、当の本人すらも自分を知らないのに、先生が知るわけないよな。


「ごめんね、力に、なれなくて」


『いえ、そんな事は』



「ありがと、優しいのね」


笑顔でこちらを見る。

こんな人が、あるべき教師なのかな、と思う。


「カナ!見て!火ィ起こせた!」


『え?マジ?すごくない?』



難易度としては着火剤の液体が入った小さい袋をライターで燃やし、薪に燃え移すだけなので、簡単な人は簡単なのだが、なんせ彼女は片腕がない。

だいぶ厳しかっだろう。



「さぁ、休んだ寒空さんと、西岡さんの分まで、みんなで食べましょ」


『はい、先生!』


「よっしゃ、任せとけカナ!」






『「「いただきまーす!」」』



『あ、ちょ!カイ!それ私のソーセージ!』


「わかった、私の玉ねぎあげるから」


『等価交換できてないから!』









「…すごい、ビールが飲みたいわ」


『遠足といえど、教員は仕事ですからね?』


 





「カラスいる!あげていい?」


『それ私の分の肉じゃないよね?』


「あったりまえじゃん、せんせーの肉だよ」


「え!?ちょ!?私もお腹が減ってるのよ、やめなさい!カイ!」


「せんせー、このカラスも、一ヶ月何も食べてないかもしれないよ?」





「カァー」


『うわぁ…そう言われたら、弱ってるようにも』


「情沸かせるのやめて?」


「名前つけよー!今日からお前はカラスだから…」






「つくねだ!」


『倫理観もクソもない…』


「待ってね、つくね。今から、おにくあげるからね」


「名前呼ぶのやめて、心が痛むんだけど」






「カァー」


「はい、あーん」


「やめなさい!カイイイイイ!」











『「「ごちそうさまでした!」」』



その後は自由行動で、なかなか広い公園を遊べるということだったが、なんせ一人。

永崎先生も、ついてこれないということで。




『たけぇ…怖』


「見晴らしいいねぇ」



展望台で、辺りを見渡す。


みんな外でアスレチックなど、動いて楽しんでいるのか、展望台には一人もいなかった。



『えーと、なになに?この展望台で告白すると、ずっと一緒にいれます、と』



「バカらしいね…カナ、大好き」


『鵜呑みにするの早…。…私も大好き』



「いや、私のほうが大好きだし」


『私のほうが日本一好き』


「いやいや、私のほうが世界一…」


『幼稚園児みたいな会話やめよ?』





こんな、愛を唄えるのは、いつまでだろうか。








私だって、わかっている。


いつか、彼女と別れる日が来ることを。













「結局、ハーゲンダッツじゃなくて、たい焼きを食べてしまったよ…ちゃんと、調べてから、買わなきゃな」

















「…。永崎渚(ナガサキナギサ)、か。教師で、科目は家庭科、カナの担任」















「知っているか?」




『○○○○○』




「ふぅん…」





『○○○○○』




「目を、背けちゃ、駄目じゃないか。彼女は」











































「お前を殺した人だろ?カイ、そして○○○○○を」





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

毎日 20:00 予定は変更される可能性があります

『○○○○○』 米津玄師が大好きなエセ小説家 @tutinoko_darkness

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ