第4話
あー寝過ぎて逆に眠いな・・・この現象おれだけ?まぁいいや!お医者さん呼ぼう、ナースコールを押してっと
ボタンを押して看護婦さんが来てくれた後、お医者さんを連れてきてくれた。
「起きましたか、まずあなたは右手の欠損とその他中度の火傷で運ばれました。痛む所や不調な所はありますか?」
「ないです!元気100%です!」
「そうですか、回復魔法で右手を生えさせたので一時的に握力低下などがあるので頭に入れておいてください、念の為あと1日は様子を見てから退院となります」
「わかりました、ありがとうございます!」
「当然のことをしたまでです。では私は仕事があるので」
そう言ってお医者さんは病室から出て行った。あと1日も病院にいるのかー退屈だなー
何して過ごしてよう。
「お兄さん!」
顔を向けると英太と母親らしき人がいた、英太!良かった無事に逃げられたか!
「英太!怪我もなさそうでよかった!そちらの方はお母さん?」
「うん!そうだよ!ママ、お兄さんが僕を助けてくれたんだよ!」
「うちの子を助けていただきありがとうございます。本当に何とお礼を言えば良いか・・・」
「お礼はいいです!その代わりに英太くんとたくさんおしゃべりしてあげてください!」
「はい!わかりました。本当にありがとうございます」
しばらく談笑した後、夕食の時間になり英太たちは帰っていった。
これで英太も寂しい思いをしなくてすむだろう!1人は辛いからな!よかったよかった!
・・・はぁ、いいなぁ親がいるの、おれは茜に彼氏が出来てひとりぼっちになるんだろうなぁ・・・ネガティブなことは忘れよ、過去は変えられないからな!
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拝啓、母さん父さんお元気ですか?おれは今何故か担任の青山先生に怒られています。何でおれ怒られてるんだ??えっとたしか・・・
30分前
「先生!おはようございます!今日も世界が輝いてますね!」
「橙悟!心配したぞ!急に病院から電話かかってきたと思ったら火サラマンダーと交戦して重症って聞いたからな」
「ちょっと友達救ってました!」
「そうかー偉いぞ、悪いな本当は見舞いに行ってやろうと思ったんだが仕事が忙しくてな」
「気にしてないっすよ!話変わるけど学校やめます!」
「・・・ごめんな、俺も歳みたいだ。学校をやめるって聞こえたんだけど?」
「はい!学校やめます!おせわになりました!」
なんかめっちゃ青山先生悩んでる、あ、なんか決意した顔になった。
「わかった、お前という生徒を教えれて良かった。俺の方こそありがとう」
めっちゃ泣いてくれてる!マジでいい先生だ!青山先生!おれも泣くわ、これ
そうして2人して肩を抱き合って泣きあった。ひとしきり泣いた後、先生が話し始めた。
「それで、学校をやめたら何をするんだ?やっぱり橙悟は勉強の成績はいいから一般の学校行くのか?」
「いえ、国営の冒険者みたいなのにスカウトされたんで、それになります!」
「ん?まてまてまて火サラマンダーとの死闘でモンスターと戦うのが怖くなったからこの学校辞めるんじゃないのか?」
「先生!冗談きついなーおれはモンスターと戦ってビビるような男じゃないですよ!」
「それに国営の冒険者って、まさか・・・ダンジョン攻略局のことか!?」
なんか顔が青くなったと思ったら赤くなり始めた!感情ジェットコースターだ!おもしろ!
そうして長い長いありがたい話が始まって今にいたる
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