第21話

「あのさ、ルール設けない?」



カナタから紙パックを取り返して提案をする。



「ルール?」



あまりにも私が唐突に言い始めたことに、なんだそれとみんなは首を傾げている。そりゃそうだ。



「トレイターとの一件が済んでも尚、私はここに住む流れになってるからとりあえず性行為に関してのルールを設けます。」



正直、ここでの生活にも十分慣れたしなによりも登下校に迎えがつくから楽ちんなんだ。


別に出て行きたいだなんて思わない




「ズバリ、セックスは1日1回まででよろしくお願いしたい。あんたらを拒否ったところでそれが通用する相手じゃないってことはもうわかったから、手を出すなとは言わない。けど!!!」




人差し指をぴっと立てて4人を指差していく




「あんたらね、自分達の体力と精力をもっと自覚してくださいマジで。あんなん毎日続けられてみ?私壊れます。やめてください。」




毎日毎日、昨日の夜みたいなことが起こるのかと想像するだけで鳥肌が立つ




ビッチだと自覚はした

したけれど、さすがに私にも限界があるしそれなりの節度は守ってもらわないと困る

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