13 代表委員会

第14話

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「また明日ね〜」


「ね、これから駅前のカフェ行かない!?」



授業が終わりザワザワと教室内が騒がしくなる中、はぁっと小さくため息をついて席を立つ。



嫌だけどこれから視聴覚室に行かなければいけないため渋々脚を動かす。



‘委員会あるから遅れる’



と、リベルテのLINEグループにメッセージを送りながら廊下を歩いていると



「あ、いたいた、おーーい」



後ろからなにやら大きな声が聞こえてきて、思わず振り返る。



するとそこには朝見た赤茶色の髪をした高身長イケイケ男子がこちらに向かって走って来ていた。



目線と方向は明らかに私の方へと向けられている。



え、もしかして私に用事?



「渡辺だよな?」



タッタッと走ってきてすぐ私に追いついた彼は、息が上がることもなくサラリと余裕そうに私の顔を覗き込む。



「…そう、だけど」



「だよなあ!よかった!渡辺うちのクラスの青組代表っしょ?俺赤組代表になっちまってさーお互い運ねえよなあ」



ケタケタと笑いながら私の歩幅に合わせて隣を歩き始める。



「………なんか用事あった?」



彼の行動が謎すぎてどうして話しかけられてるのかよくわかっていない私は、何食わぬ顔で私の横を歩いている彼に思わず質問をした。

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