第4話
いったい何なんだろうか本当。
朝から気疲れしてしまうじゃないか
「ミオン〜先食べるからな〜」
ため息をこぼしながら頭を抱えていると、リビングからハルカの叫ぶ声が聞こえてハッとなる。
私もはやく食べないと遅刻してしまうじゃないか
ランのことは一旦忘れてエプロンを外しながらリビングへと向かう。
そこには味噌汁をズズズッとすすっているハルカとだし巻きを頬張っているユイト、焼き魚の骨を真剣に取り除いているランの3人が居た。
最初のうちはここで「カナタは?」と聞いていたけれど、もう聞かなくなった。
聞いたら絶対カナタを起こしに行く役目をなすりつけられるからだ。
あの寝起き最悪大魔王は日によって最悪度が違うので毎度毎度それなりにビビりながら起こしに行かないといけない。
ただでさえ精神的に疲れてるのに、肉体的にも疲れることなんてしたくないんだよ朝から
だからカナタは勝手に起きてくるまで無視するということに決めた。
それに、そもそもカナタは朝ごはんを食べないのでこの時間に起こしに行く必要はないんだ
「このだし巻き美味しいね」
「そう?ありがとう、私も食べる。」
そんな何気ない会話をしながら席について「いただきます」と私も朝食を取り始めた。
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