嘘つきは泥棒の始まり

子供の頃大人はなんでもできると思っていた

そして今 指がとれたと言うマジックを休み時間桜木先輩に披露すると絆創膏持ちながら泣かれ「桜木さんどうしたの?」課長まで来て「なかもとしゃんの、ゆび、なくなっちゃったぁ」と結構大事になった。「あっでも、こうすると 指がくっつきます」すると親指を

じっとみながら「いひゃいの、いひゃいの、とんてき」としてくれました。ちなみに

種明かしすると「なかもとさん まほうつかいさんだぁ!」と許してもらえた(ちなみにお昼はトンテキにした)仕事中 桜木先輩が

何を思ったのか「はる ほんとうはまほうしょうじょなの。だから いまからてきをたおしにいく」と言い始めたので「魔法少女は中学生しかなれないんですよ」(適当に言った)

と言うと「はる ちゅうがくせいだもん」目を

逸らしながら嘘をつかれたので「嘘つきは

泥棒の始まりですよ?」というと桜木先輩が

落ち込んじゃった。 うつむいたままこっちを見てくれない……と思ったら寝落ちしていた。子供っていつでも全力で遊ぶから疲れたらたとえ トイレだろうがご飯中だろうが

どこでも眠るんだよなぁ、妹もとうもろこし

口に付けまくりながら寝落ちした写真未だに

残ってる。(お布団に桜木先輩を運びました)その後休憩時間 課長と昔ついた嘘について話していたら「嘘はついたことないけど、幼稚園の時親にパスタって気から実るんだよってエイプリルフールに嘘つかれて 小学五年生まで信じてた。それまでパスタ茹でながら 確かに木に似てるって思ってた」と言われ

思わず飲んでいたコーヒー吹きそうになった

課長と桜木先輩の純粋コンビなんだか守りたくなる。「妹が勝手に母の口紅使って怒られると思い咄嗟に 俺が使ったと嘘ついたことあります。その後母に口紅つけてるのは妹なのになんで嘘つくの?嘘つきは泥棒の始まりよと言われ白状しました。ちなみにその後優しい嘘だねと帰ってきた父に爆笑されました」

嘘つきは泥棒の始まりなんて言うけれどよく

考えたら嘘をつくのは詐欺師だと大人になるにつれ気づくが あの頃の純粋さに戻りたく

なることもある。

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